テレビ東京は25日、石井心咲主演のドラマ『こどものグルメ』(16:00〜16:55)を放送する。
同作は人気ドラマ『孤独のグルメ』の久住昌之氏が原作を手がけ、会員数600万人の電子書籍レンタルサイト「Renta!」で連載されている同名コミック(原作:久住昌之/作画:安倍吉俊)の実写化作。食べることが一番の楽しみである小学4年生の蓬野杏(石井)は、共働き家庭の長女で、平日の家はいつも弟の栗とお留守番しながら、自由すぎる発想でキッチンに立つ。予測不可能な料理の数々は子供はもちろん、大人でも恐る恐る再現したくなるようなメニューばかりとなる。
石井心咲 コメント
オーディションに合格したと連絡があった時は、びっくりして一瞬時間が止まったようでした。でもだんだんと実感が湧いてきて、「どんな撮影になるのかな?どんな物が食べられるのかな?」とワクワクはますばかりでした! 杏は明るくて元気で自由です。そして食べる事が大好きです。杏と自分がとても似ていて、すーっと役に入れました。たくさんの方に見ていただき、笑顔になってもらえて『こどものグルメ』を真似してみたいって思っていただけるように頑張ります!!
原作者:久住昌之 コメント
『こどものグルメ』、まだ単行本にもなっていないのにドラマ化、ちょっと戸惑いましたが、ありがたく、うれしいです。
このマンガは、今までの、いわゆるグルメからハミ出した「大人がちょっと顔をしかめるおいしさ」を描いています。
牛乳にストローを入れて泡を立てて飲むの、大人は嫌がります。冷めて伸びたうどんをおいしいというと嫌がります。
食パンを指でつぶして食べると、怒られます。ウズラの卵をいつまでも噛まないで口に入れていると、早く食べろと言われます。
でも子供はおいしかったし、おもしろかった。そして大人も、実はそのおいしさや楽しさを、知っています。
ボクはこのドラマが、大人の理屈や常識を吹っ飛ばし、子供が笑って、大人もついつい笑っちゃうものになればいいなぁ、と思います。「孤独のグルメ」と同じく、テーマ曲と劇中音楽を作って、応援したいと思います。どうぞよろしく。
作画:安倍吉俊 コメント
今まで、自分の絵がアニメになった事はあったのですが、実写は初めての経験で、オーディションの映像で自分の描いた漫画の場面が再現されているのを見て、新鮮な衝撃を受けました。きっと素晴らしいドラマになると思います。とても楽しみです。原作をいただく度に『こんな料理(?)は自分では絶対思いつかないなあ』と驚きながら作画していると、時々、杏と同じ事を自分も子供の頃やっていた、と忘れていた記憶が蘇って不思議な気持ちになったりして、この驚きや不思議さを、ぜひドラマと、できたら漫画でも味わってみてください。