プライム会員向けに開催される、年に一度の大型セールがAmazonプライムデーだ。例年7月に開催されていたが、今年はコロナ禍の影響があり延期され、2020年10月13日(火)、14日(水)の48時間にわたり開催される予定となっている。この記事では、セール直前だからこそ知っておきたい攻略法をお伝えする。
なお、掲載している画面写真は2019年の同セール時のものなので、2020年のセールでは画面仕様などが変更になっている場合がある。予めご了承いただきたい。
攻略法の前に、セール形式と注目の目玉商品は?
セールの形式には何種類かあるが、おおまかにいうと、日にちを区切って実施されるタイムセールと、既定の数量がなくなると終了となる数量限定の2種類に分かれる。セール対象となった商品には、以下画像のような「Prime Dayセール」という表示がされ、ショッピングカート部分には残りの商品数の表示が現れる。
洗剤などの消費財やインスタント食品などもよく売れるが、デジタル的に注目なのは、割引率の大きいKindle、Echo、Fire TVなどのAmazonデバイス。そして同セールの常連であるアンカー・ジャパンのモバイルバッテリーやモバイルプロジェクターなどだろう。いずれも高品質な商品か、お手頃価格で出品されることが予想できるので注目したい。
また人気どころでは、Apple MacBook Proのセールも予定されているようだし、過去には任天堂 Swtichがセール対象になったこともある。今年もあっと驚く商品の登場が期待される。
攻略法その1. 本当にほしい商品を決めて、効率的に見つける
セールを楽しむコツはいつくかあるが、まず大事なのは欲しくないもの、必要ではないものを買わないことだろう。当たり前だと思うかもしれないが、セールとなると冷静さを失い、ついつい散財してしまうもの。事前に懐具合と相談しながら、購入候補リストをつくっておこう。
リストができたら、画面で効率的に商品をさがそう。画面向かって左側の「カテゴリ」で商品を絞りこみ、さらに上部のアイコン「人気急上昇」でソートすると、今現在の売れ筋商品順になるので、自分がほしいジャンルで、みんながどんどん買っているお得な商品に早くたどりつける。
攻略法その2. 買い忘れ防止に通知ON、買い逃し防止はとりあえずのカートいれ
事前に決めた購入候補リストと合致する商品を、セール直前の商品が並ぶ「もうすぐ開始」という画面に見つけたら、「ウォッチリスト」に商品を追加しておこう。Amazonモバイルアプリをスマホにインストールして、アプリの通知をONにしておけば、セール開始の5分前に通知がくるようになり、気がついたらセールが終わっていた、なんて悲劇を避ける手助けになる。
また、どんどん在庫が減っていく人気商品を見つけたものの「買うかどうか判断がつかない!」という場合は、まずカートにいれてしまおう。カート追加から15分間は購入権限があるので、その間にジャッジすればよいのだ。
攻略法その3. 本当に安いのか? 最後に確認しよう
これだけ大きなセールともなると財布の紐もゆるみがちだが、最後に1つ、注意点がある。価格表示部分の値引率が大きいほど購入したくなるものだが、過去セールではセール前に売価を釣り上げて、本来であれば発生しない大きな値引率を表示させるというダマシのような売り方が確認されている。
実際は通常の売価と同じか、それよりも少し高いぐらいの価格なのに、セール品だと見せかけて売ってしまう手口は悪質だと言わざるをえない。
これを見破る方法の一つが、過去の価格推移を表示できるKeepaというツールだ。モダンブラウザの拡張機能としてChromeウェブストアなどで提供されており、これを導入すれば、商品画面でこれまでの価格推移を見ることができる。これで通常の価格よりも、安値になっているかを確認して、納得してから購入を決定しよう。
セールが開始すると、SNSなどは悲喜こもごものポストで溢れる。ECサイトの大型セールは、ネットにおける楽しいお祭りであることは間違いないが、散財してしまう必要はない。本当に欲しくて必要なものを、予算に許す範囲でお得に購入しよう。