エン・ジャパングループが運営する結婚相談所「エン婚活エージェント」はこのほど、20代・30代の男女を対象に、「ハロウィンを120%エンジョイする方法調査(2020年最新版)」を実施し、結果を公表した。
同調査は2020年9月16日〜17日、20代・30代の男女1,116人(男性559人、女性557人)を対象にインターネット調査にて実施。モニター提供元は、ゼネラルリサーチ。
新型コロナウイルスの感染拡大によって、2020年はさまざまな変化が訪れた。アーティストの無観客配信ライブやリモート飲み会など、これまではオフラインで開催されていたものもオンライン化が進んだ。現在も新規感染者が出ていることもあり、今後もオンライン化の流れは続くことが予想される。
そして10月に入った今、間近に迫ったイベントといえば「Trick or Treat!」のハロウィンとなる。例年であれば仮装して街に繰り出していた人も多いはずだが、人々はコロナ禍の今年のハロウィンをどのように楽しもうと思っているのだろうか。
まずは、「去年(2019年)のハロウィンはどのようにして楽しみましたか?」と質問したところ、「特に何もしていなかった」(75.0%)という回答が最多に。渋谷の街に仮装した人々が溢れかえるなど、年々イベントとしての盛り上がりが過熱しているハロウィンだが、全国的に見ると、実際に仮装して街に繰り出している人はまだ少数派のようだ。
一方で、去年(2019年)のハロウィンを普段とは異なる特別なことをして楽しんだ人の“楽しみ方"もわかった。
■去年(2019年)はこうやってハロウィンを満喫しました!
・「家族で仮装!ホームパーティー!」(28.2%)
・「大勢でワイワイハロウィンパーティー!」(23.4%)
・「恋人・パートナーと二人でハロウィンディナー!」(21.0%)
・「“Trick or Treat"仮装して街にGO!」(15.7%)
・「恋人・パートナーと二人で仮装パーティー!」(11.7%)
という結果に。友人とワイワイ楽しんだ人や、ロマンティックな時間を過ごした人など、思い思いのハロウィンを楽しんだ様子がうかがえる。
■去年(2019年)のハロウィンで印象的だったことは……?
・「ぬいぐるみに着せる手作り衣装がどれも凝っていて凄かった」(20代/女性/東京都)
・「ハロウィンをテーマに装飾されている所へ出かけて、貸し出しのコスチュームを着用し写真撮影を楽しんだ」(20代/女性/千葉県)
・「渋谷が大混雑」(20代/男性/埼玉県)
・「友だちや家族にお菓子や雑貨を貰ったりあげたりしました」(30代/女性/茨城県)
・「サプライズとは無縁の恋人がハロウィンの日に職場に迎えに来て、ハロウィンの飾りつけのしてあるレストランを予約してくれたことに驚いて、とっても印象に残っています」(30代/女性/埼玉県)
・「子どもの仮装を考えるのに大変でした」(30代/男性/沖縄県)
去年(2019年)のハロウィンの過ごし方がわかったところで、withコロナ時代となった今年(2020年)のハロウィンは、どのように楽しもうと考えているのだろうか?
そこで、「今年(2020年)のハロウィンはどのように楽しむ予定ですか?」と質問したところ、「どうしよう……? まだ未定です」(45.2%)という回答が最も多かった。次いで「コロナ禍だから……今年は自粛です……」(26.3%)、「家族で仮装!ホームパーティー!」(6.4%)、「“3密"は避けます! 少人数でハロウィンパーティー!」(3.8%)、「“Trick or Treat!"仮想+マスク着用で街にGO!」(3.5%)、「恋人・パートナーと二人でハロウィンディナー!」(3.3%)、「恋人・パートナーと二人で仮装パーティー!」(1.8%)、「遠くの人とも楽しめる! オンラインハロウィンパーティー!」(0.7%)と続いた。
新型コロナウイルスが猛威を振るっている2020年のハロウィンは、まだ予定が未定だったり、自粛することを選んだりしている人が多いようだ。感染リスクを減らすためには、やむを得ない選択と言えるのかもしれない。
だが一方で、感染防止対策をしながら楽しもうと考えている人もいる。
■今年(2020年)のハロウィンはこうやって楽しもうと思っています!
・「かぼちゃを使った食事やお菓子を作りたい」(20代/女性/福島県)
・「友だち数人と持ち寄り仮装パーティー」(20代/女性/東京都)
・「子どもができたので、ハロウィン衣装を着せたい」(20代/男性/栃木県)
・「イベントが中止でなければ、子どもたちを仮装させて参加したい」(30代/女性/群馬県)
・「ハロウィンディナーが無理なので、今年は恋人と私の家族とで家の中でのハロウィンパーティーにしようかと思っています」(30代/女性/埼玉県)
・「まだ決まっていませんが、お菓子をたくさん食べます」(30代/男性/千葉県)
仮装して街に繰り出すだけがハロウィンの楽しみ方ではなく、感染リスクを減らしながら思う存分楽しみたいという声が寄せられている。
今年(2020年)のハロウィンの楽しみ方や予定が見えてきた。自粛するつもりという人も少なくないが、その理由はやはり新型コロナウイルスという人が多いことだろう。
そこで、「今年(2020年)のハロウィンは新型コロナウイルスが不安ですか?」と質問したところ、実に7割以上が、「とても不安」(33.0%)、「不安」(39.4%)と、今年(2020年)のハロウィンは「新型コロナウイルスが不安」と回答。現在も新規感染者が発生しており、終息の兆しが見えていない新型コロナウイルスの感染拡大は、誰にとっても大きな不安となっていることがわかった。
そんな新型コロナウイルスへの不安払拭のために、どのような対策に取り組んでいるのだろうか? そこで、「不安を払拭するための対策方法を教えてください」と質問したところ、以下のような回答が寄せられた。
■今年(2020年)のハロウィンは、こうやって新型コロナウイルスへの不安を払拭します!
・「密を作らない。ハロウィンだからといってむやみに出歩かない」(20代/女性/愛知県)
・「マスクありきの仮装をしてみる」(20代/男性/長崎県)
・「他の参加者と距離を取る。マスクをする。こまめに消毒をする。飲食は人のいないところでさっと済ませる」(30代/女性/群馬県)
・「大きな仮装イベントは自粛が望ましい。オンライン仮装にスイッチ」(30代/女性/愛知県)
・「イベントは行かず、家族、友達など少人数で楽しむ」(30代/男性/岐阜県)
不特定多数の人が集まるような場所を避け、少人数で楽しんだり、オンラインでの仮装パーティーに切り替えたりといった対策を考えている人が多い。withコロナ時代の新しい楽しみ方で、今年(2020年)も来年以降もハロウィンを楽しんでいきたいものだ。
では、withコロナ時代に突入した現在、そしてこれからのハロウィンはどうなっていくと予想しているのか? そこで、「これからのハロウィンの“ニューノーマル"として定着すると思うものを教えてください(複数回答可)」と質問したところ、「街に繰り出さない自粛ハロウィン」(35.2%)という回答が最も多く、次いで「家族や恋人と過ごすまったりハロウィン」(34.6%)、「オンライン仮装パーティー」(29.8%)、「マスク付きの仮装・コスプレ」(23.4%)、「少人数での仮装パーティー」(15.8%)と続いた。
これまでのように、仮装して繁華街に繰り出して大勢で楽しむスタイルから、家や小規模な会場で家族や恋人と過ごすスタイルや、オンラインでのパーティーへと変わっていくと予想している人が多い。
■ハロウィンも“ニューノーマル"として変わっていくと思います!
・「街に繰り出すのは楽しそうでもゴミ問題やマナーがやはり気になるので……少人数か、どこか場所を借りてパーティーするのが当たり前になればいいなと思います。SNSも今たくさん利用されてますし、それを利用してもいいんじゃないかなと思います。前までなかったんだし」(20代/女性/東京都)
・「大勢で集まるのは楽しくはあるがコロナを広めて欲しくないという願いを込めて」(20代/女性/宮城県)
・「コロナ禍で従来のように開放的に楽しむのは難しいと思うので」(30代/女性/東京都)
・「いろいろな形があればいろいろなタイプの人が参加できると思うからです」(30代/女性/神奈川県)
・「近年のハロウィンに関する騒動やコロナ対策を見ていると身内だけでやるほうが安心だから」(30代/男性/岐阜県)
などの回答が寄せられた。感染リスクをの低減と楽しさを両立できるハロウィンのスタイルが、これからの“ニューノーマル"として定着していくことだろう。時代に合った楽しみ方で、思いっきり楽しみたいものだ。
前の質問では、「家族や恋人とまったりハロウィン」と回答した人も少なくなかったが、やっぱり恋人やパートナーと一緒に過ごすハロウィンって楽しいものだ。そこで、「恋人・パートナーがいるとハロウィンは一層楽しいと思いますか?」と質問したところ、ほぼ半数が「はい! 絶対に楽しいです!」(18.2%)、「はい! より楽しいと思います」!(31.7%)と、「恋人・パートナーと過ごすハロウィンは一層楽しい」と回答した。
もちろん、友人と一緒に楽しむハロウィンも、一人で過ごすハロウィンも、それぞれ良さがあるものの、年に一度の特別な日でもあるハロウィンを、恋人やパートナーと一緒に楽しみたいという人は多い。
■恋人・パートナーと過ごすハロウィンは楽しさUP!
・「友だちとも楽しそうだけど恋人いる人は一緒に仮装したら仲も深まりそうだなと思います」(20代/女性/東京都)
・「友だちより恋人が好きだから」(20代/女性/青森県)
・「特別な存在と共に過ごせるから」(20代/男性/和歌山県)
・「友だちととはまた違う楽しみ方で楽しめる」(20代/女性/三重県)
・「パートナーといるだけでも楽しい」(30代/男性/和歌山県)
・「やはり好きな人と一緒にいられるイベントは楽しさも増しそうです」(30代/男性/岡山県)
大好きな“特別な存在"である恋人・パートナーと過ごすハロウィンは、友だちやひとりで過ごすハロウィンとは全く異なる楽しさがあるようだ。
今回の調査で、去年(2019年)のハロウィンはどのようにエンジョイしたか、また、今年のハロウィンはどのようにエンジョイしようと考えているのかが明らかとなった。コロナ禍でのハロウィンはもちろん初めてなので、いろいろと不安も大きいようだが、各人さまざまな工夫を凝らして、今年なりの楽しみ方でハロウィンを思いっきりエンジョイしたいと考えているようだ。
同社では、「例年のように、仮装して街に繰り出すのは感染リスクを考えると難しいかもしれませんが、“オンライン"の活用など、新たな楽しみ方を模索している方も少なくないようですから、世界中どこでも繋がれるオンラインのメリットを最大限に活かして、遠方のお友だちや海外のお友だちと一緒に“オンラインハロウィン"で盛り上がるのも面白そうですね」とコメントしている。