女優の菅野美穂が、来年1月スタートの日本テレビ系ドラマ『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』(毎週水曜22:00~)に主演することが11日、分かった。
菅野が演じるのは、シングルマザーの恋愛小説家・水無瀬碧。“恋愛小説の女王”と呼ばれた自分の娘(20歳)に彼氏ができない理由は、筋金入りのオタクだからだったが、とある理由から、母子は「私たち、恋をしよう!」と決意することに。母にとっては久々の、娘にとっては人生初の恋を繰り広げるラブストーリーを、“恋愛ドラマの神様”北川悦吏子氏の脚本で描いていく。
菅野は、『砂の塔』(16年、TBS)以来の連ドラ主演。北川氏は、朝ドラ『半分、青い。』(18年、NHK)以来の連ドラ脚本となる。
小田玲奈プロデューサーは「菅野さん演じる碧は、“規格外なお母さん”です。自由奔放な言動から『母親としてどうなの!?』と思われてしまうかもしれないこの役を、菅野さんなら可愛らしくて愛される“かーちゃん”にしてくれると確信しています」と期待を語っている。
菅野、北川氏のコメントは、以下のとおり。
■菅野美穂
北川悦吏子さんの作品は、セリフがリアルだったり、リアルからちょっと離れた夢の世界をいったりきたりするところがとても好きです。特に『ロングバケーション』の「足の中指って薬指っぽくない?」というセリフが素敵で印象に残っています。
これまで北川さんの作品に出演する機会がなかったので「もうないのかな」と思っていたところ、今回ご一緒することができ、本当にうれしいです。
このドラマは、ホームドラマのような要素もある一方で、恋愛したいお母さんとオタクの娘という、ドラマとしては新しい親子像が描かれています。ホッとできる部分と新しい部分、そして北川さんの紡ぐ会話によって、軽やかで楽しいドラマになる予感がしています。
私自身も子育て中の母親ですが、まだ小さいので「子の恋愛で悩む」というのは未知の世界です。ただ、いろいろなことが少しずつわかるようになってきているので、ゆくゆくはドラマも見てもらえたら嬉しいですね。その時に恥ずかしくないよう、今、一生懸命務めたいと思っています。
■北川悦吏子氏
母と娘の話をずっと書いてみたいと思っていました。母と娘のラブストーリー。
そして、超ド級のコメディ。でも思わぬところで涙がポロリ。
今までの既存のドラマの概念から抜け出すつもりです。
アバンギャルドなこのドラマ。さてのるかそるか、の大冒険です!
みなさん、ついて来て(祈!)