Grillはこのほど、「コロナ禍における家計に関する調査」の結果を発表した。調査は7月20日~8月15日、20~50代の既婚男女9,042人を対象にインターネットで行われた。

  • 「自粛期間中に家計の出費が増えたかどうか」

まず、「自粛期間中に家計の出費が増えたかどうか」という質問に対し、「増加した」(46.1%)、「変わらない」(37.8%)、「減った」(16.1%)という結果となった。

  • 「コロナによる自粛期間中、夫の小遣い額を変化させたか(定額給付金の金額を除く)」

次に、「コロナによる自粛期間中、夫の小遣い額を変化させたか(定額給付金の金額を除く)」について聞くと、「変わらない」(88.3%)、「増やした」(2.1%)、「減らした」(9.7%)となった。減らした原因として最も多かったのが「稼ぎが減ったから」(32.3%)。次いで「ずっと家にいるから」(23.9%)、「家計の出費が増えたから」(15.2%)、「世帯月収が減ったから」(14.2%)、「使わなくなったから」(13.9%)、「その他」(0.5%)と続く。

  • 「自粛期間後、減った小遣い額を元の金額に戻そうと思うかどうか」

そして、「自粛期間後、減った小遣い額を元の金額に戻そうと思うかどうか」という質問に対して、「戻さない」と回答した人は、7月に57.4%、8月に67.2%と、1カ月の間に約10%上昇した。同調査では「想像以上に長期化するコロナショックに対し、8月時点で保守的な家計のやりくりをする人が多くなっていることが考えられる」と分析している。