俳優の妻夫木聡が10日、都内で行われたTBS系日曜劇場『危険なビーナス』(10月11日スタート、毎週日曜21:00~)の制作発表会に、吉高由里子、ディーン・フジオカ、中村アンとともに出席した。
本作は、東野圭吾氏の同名小説が原作のラブサスペンス。正義感が強く真面目な独身獣医の主人公・手島伯朗(妻夫木聡)が、突然現れた「弟の妻」と名乗る謎の美女・矢神楓(吉高由里子)と共に失踪した異父弟・明人の行方を追ううちに、矢神一族の遺産争いに巻き込まれていく。
TBSの連続ドラマで主演を務めるのは2004年4月期の日曜劇場『オレンジデイズ』以来、16年ぶりとなる妻夫木。「16年経ったというのは信じられなかったですね。それくらい時間が空いてTBSのドラマに帰って来られてうれしく思います。16年前の自分に恥じない芝居ができればいいなと思います」と喜びと意気込みを語った。
演じる伯朗について、「曲がったことが嫌いで正直者な男なんですけど、弱点が、美女に弱い。そして妄想癖がある困った人」と説明。「本当にこれはミステリーなのかってみなさんが疑ってしまうような妄想を繰り広げる。もう恋が成就してしまうんじゃないかと勘違いさせていまうくらいの大胆な妄想があるので楽しんでいただけたら」と話した。
また、タイトルにちなんで危険なエピソードを聞かれると、「最近、危険な勘違いとか聞き間違いが多くて、マネージャーから『お父さん役が決まりました、R-指定さんです』と言われて、『え! 日曜劇場、R指定になるの!?』って。R-指定さんが役者をやるという発想がなくて、『日曜劇場なんでR指定なんだ? そんなシーンあったかな』ってびっくりした」と、伯朗が幼い頃に病死した実父・手島一清役に音楽ユニット・Creepy NutsのR-指定が決定した際に、勘違いしたエピソードを明かした。