Western Digital(ウエスタンデジタルコーポレーション)は10月9日、ゲーミングブランド「WD_BLACK」のラインナップにM.2 NVMe SSD、PCIeカード型内蔵SSD、Thunderbolt 3接続の外付SSDの3製品を追加すると発表した。いずれも国内展開を予定しているが、価格は未定。10月中旬から順次発売する。
「WD_BLACK SN850」は、PCI Express 4.0接続をサポートし、最大読み込み速度7,000MB/秒、最大書き込み速度5,300MB/秒を実現するM.2 2280フォームファクタのSSD製品。「WD_BLACK G2」コントローラーを搭載し、新しいキャッシュテクノロジーを採用。高いパフォーマンスに加えて低キュー深度でのパフォーマンスを向上し、ゲームのロード時間短縮の他、一般ユーザーでもアプリケーションをよりスムーズにロードできるようになるという。
500GB、1TB、2TBの3モデルを用意し、それぞれにヒートシンクを搭載モデルと非搭載モデルをラインナップする。ヒートシンクを搭載するモデルは2021年第1四半期中、ヒートシンクを搭載しないモデルは2020年11月からの発売を予定する。
「WD_BLACK AN1500」は、PCI Express 3.0 x8スロットに内蔵して用いるモデルで、カード内に2つのPCIe 3.0 x8 NVMe SSDを搭載し、RAID 0で構成した製品。差し込むだけでドライバ不要で動作し、起動用ディスクとしても利用できる。最大読み込み速度は6,500MB/秒で、最大書き込み速度は4,100MB/秒。大型ヒートシンクで高負荷時の動作温度を下げ、サーマルスロットリングの発生を低減して高いパフォーマンスを維持できる。
1TB、2TBおよび4TBの3つの容量を選択でき、いずれも2020年10月中旬の発売を予定する。
「WD_BLACK D50 Game Dock」は、Thunderbolt 3接続に対応するドッキングステーション。外付けストレージとしての利用の他、ギガビットイーサネットや映像出力、87WのUSB PD給電をサポートする。接続インタフェースとしてUSB 3.1 Gen2(Type-A×3、Type-C×2)、ギガビットイーサネット対応有線LAN、DisplayPort、Thunderbolt 3(USB Type-C)を搭載。周辺機器との接続やディィスプレイへの映像出力を行える。
ストレージを搭載モデルと非搭載モデルを用意し、いずれも11月中旬から発売を予定する。