アイ・オー・データ機器は、録画と配信に使える2つのモードを搭載した、ビジネス向けのHDMI/アナログキャプチャ「GV-HDREC/B2」を10月下旬に発売する。価格は税別18,700円。対応OSはWindows 8.1/10(64bit版)と、macOS 10.13~10.15。
本体に接続したUSBメモリーやUSB HDD、SDカードにHDMI映像を録画・再生できる「通常モード」と、パソコンとUSBでつないでHDMI映像を取り込む「USBモード(UVC)」に対応。
通常モードはWeb会議の動画議事録を残したり、講義スライドなどの資料を動画で保存したりといったことができ、USBモードではビデオカメラをWebカメラ化させてWeb会議で使える。モードの切り替えは本体のボタン操作で行う。
通常モードを使う場合は、PCとディスプレイの間にGV-HDREC/B2をHDMIケーブルでつなぐ。HDMIパススルー対応で、ディスプレイに映像を出力しながらストレージに録画もできる。別売のヘッドセットをつなぐと音声も追加できる。ただし、HDCPで保護されたコンテンツの録画はできない。また、4K解像度の表示/録画/再生には対応しない。
録画画質は5段階から選べ、最大1080/60pに対応。保存形式はMPEG-4 AVC/H.264(MP4)。JPEG静止画の記録もできる。対応ストレージは最大2TBまでのUSBメモリーやUSB HDDと、最大128GBまでのSD/SDHC/SDXCカード。
本体のモードボタンを押して録画モードと再生モードを切り替え、ストレージに録画した映像をすぐにチェックできる。コマ送りやコマ戻し、120倍速までの早送り/早戻し、1/8倍速までのスロー再生に対応。再生中の動画のシーンを静止画で保存することもできる。不要な箇所をカットしたり、ファイル同士を結合するといった簡易的な動画編集機能も備えている。
USBモード(UVC)では、ビデオカメラや対応する一眼レフカメラとGV-HDREC/B2をHDMIでつなぎ、PCとはUSBで接続。カメラの映像をPCへ取り込み、動画配信やWeb会議に使うことが可能だ。Zoom、Skype、TeamsのWindows版で動作確認しているという。
キャプチャ本体のインタフェースはHDMI入出力が各1系統、USB-A(USB 2.0)を1系統装備。3.5mm 4極ミニのヘッドセット端子とAV入力も各1系統備えている。電源はACアダプターで、消費電力は3.8W。本体サイズは約140×32×60mm(幅×奥行き×高さ)、重さは約160g。USBケーブルやHDMIケーブルなどが付属する。