Razerがシンガポールに置く同社の金融部門「Razer Fintech」は10月6日(現地時間)、決済時に緑色に輝くVISAプリペイドカード「Razer Card」を発表した。既にシンガポールで1,337名の利用者を対象に、仮想カードと物理カードの両方でベータテストプログラムを実施しているという。現在のところ、日本での提供は予定していない。
同社がシンガポール国内で提供している決済サービス「Razer Pay」で使用できるVISAプリペイドカード。アプリにチャージして使う仮想カードの他、実店舗でも使える物理カードも用意。物理カードにはスタンダードとプレミアムの2種類があり、決済時にマークが輝くのはプレミアムカードのみとなる。
Razer Payではゲーム化(gamified)された決済体験が得られることが特徴。ガジェットを販売する「RazerStore」の利用や、ゲームタイトルを購入可能な通貨「RazerGold」の購入で"レベルアップ"し、Razerギアのプレゼントや無料のカードアップグレードなどさまざまな特典を受けられるという。
カードには非接触決済も搭載し、オンラインや実店舗、チップの取引などVISAに対応する全ての決済システムでデジタル決済を利用できる。シンガポールでは2021年1月から全ユーザーが利用でき、Razer Payを利用できる他の国でも展開を予定する。