自分の子どもが幼稚園で仲間はずれにされたら……。何とかしてやりたいと思いつつ、大人である自分が介入するのも後々のことを考えると良くないかも。親からすると、こうした悩みは尽きないかもしれません。
そんな中、我が子がある驚きの方法で解決したようだとツイッターで報告し、大きな注目を集めていました。
トヨダイズミ BOOTHで新刊販売中 (@izmi69)さんの息子さんはおとなしい性格のためか、周囲の男子たちの「戦いごっこ」になじめず、でも仲間に入りたくて葛藤していました。そんな彼、ある大胆かつクリエイティブな方法で自らの居場所を作り出したそうです。
小僧5歳、バイオレンスが苦手で、幼稚園で男の子たちの戦いごっこに馴染めず、でも仲間に入りたい気持ちもあり、とうとう武器商人というポジションを開拓したらしい。ブロックで武器を作って戦士たちに売るそうな。不器用なりに生きる道を開拓していっている。
(@izmi69) より引用
自分の強みを生かして、武器商人というユニークな立場を作り出し、周囲に「自分の価値」を認めさせた彼。
大人顔負けの発想と行動力に、「この世に産まれ落ちて5年で処世術、生きる術を既に身に付けられているのは、素晴らしいですね」「入りたい輪の中に、自分なりに創意工夫をして入って行く、中高生や大人でも難しいのに、素晴らしいお子さんですね」「スキマ産業ですね、、! 目の付け所が素晴らしいです! 笑」など、賞賛の声が集まっていました。
また、「将来社長とかになって、雑誌のインタビューとか受けそうですね!」「手塚治虫氏のエピソードに似ていますね。 柔軟な発想ができて素敵です」「場合によってはトニースタークみたいになる」など、将来の姿や、漫画界の巨匠の若かりし頃と重ねるコメントも上がっていました。
さらには、「仲間の遊びのクオリティを向上させているのでとても大切な役割です」「自分なりのなじみ方を考えられるお子様も違う事をしても受け入れてくれるお友達も素晴らしい」など、遊び仲間たちやその関わり方に感心する読者もいました。
トヨダイズミさんに息子さんの発想力の源についてお聞きしました。
――武器商人というアイデアはどこから出たのでしょう。
トヨダイズミさん: 武器商人という存在は知らないと思いますが、以前ダンボール紙で剣を作って見せたことがあるので、そこから考えたのかもしれません。工作やブロックなどの物作りが好きなので、気になるものはなんでも形にしてみようとしています。
――今回のことで、息子さんが成長したと感じる点はありますか。
トヨダイズミさん: 友だちとの関わり方において器用なタイプではありません。でも、得意分野を認められて輪に入れて、本人は少し自信を持ったかもしれません。
ちなみに息子さん、これをきっかけに、幼稚園で何をしたか、誰と遊んだかを以前より話してくるようになったそうです。
最後に、息子さんへ伝えたいことは? と聞いたところ、「得意なことも不得意なこともあっていいので、自分の持ってるいいものを大事にね」と素敵なメッセージを紹介してくれました。
これからも、その感性をフルに活用して人生を楽しんでいってほしいですね。
小僧5歳、バイオレンスが苦手で、幼稚園で男の子たちの戦いごっこに馴染めず、でも仲間に入りたい気持ちもあり、とうとう武器商人というポジションを開拓したらしい。ブロックで武器を作って戦士たちに売るそうな。不器用なりに生きる道を開拓していっている。
— トヨダイズミ BOOTHで新刊販売中 (@izmi69) October 6, 2020