レノボ・ジャパンは10月6日、AMD Ryzen Threadripper PROを搭載したデスクトップワークステーション「ThinkStation P620」を発売した。価格は386,000円から(税別)。

  • ThinkStation P620

CPUに最大64コア/128スレッドの処理能力を誇るAMD Ryzen Threadripper PROを搭載。グラフィックスは、NVIDIA Quadro RTX 8000を最大2枚搭載できる設計で、レンダリングやシミュレーション、AI/深層学習などで高いパフォーマンスを発揮するワークステーションとなる。

最大512GBまで拡張できるDDR4 3200MHzメモリや第4世代PCIeスロットの採用により、高速処理が可能。また、 シングルソケットにより、一般的なデスクトップPC並みのコンパクトな筐体サイズを実現した。

主要なアプリケーションのISV認証も取得し、物体の質感表現やフォトリアルな3D CGなどのほか、自動車関連をはじめとした製造業、メディア・エンターテインメント、建築、金融トレーディングから製薬、研究機関など、さまざまな分野で役立つとしている。

モデルの一例として「30E10001JP」の主な仕様は、CPUがAMD Ryzen Threadripper PRO 3955WX、チップセットがAMD WRX80、メモリがPC4-25600 DDR4 SDRAM RDIMM 32GB(16GB×2、空きスロット数 6)、ストレージが2TB HDD、グラフィックスがNVIDIA Quadro P1000(Mini DisplayPort×4)、光学ドライブがUltra Slim DVDスーパーマルチなど。OSはWindows 10 Pro 64bit。

インタフェースは10GBASE-T準拠の有線LAN×1、USB 3.1 Type-C Gen2×2、USB 3.1 Gen2×6、USB 2.0×2、HDMI×1、DisplayPort×2など。本体サイズは約W165×D460×H446mm。この構成で価格は602,000円(税別)。