ホリプロ60周年を記念する映画『NO CALL NO LIFE』に、期待の若手俳優・優希美青と井上祐貴の“Wユウキ”が抜擢された。
同作の原作は、壁井ユカコ氏の同名小説(角川文庫)。親からの愛情を知らずに育った女子高校生・有海と同じ境遇の不良少年・春川が、過去からの謎めいた電話をきっかけに、時を越えて残された留守番電話の真相を探り始めるというミステリーラブストーリー。
悲しい過去を背負った女子高生・有海を演じるのは優希。第37回ホリプロタレントスカウトキャラバンでグランプリに輝き、2019年に公開された映画『GOZEN 純恋の剣』ヒロイン役、11月公開の映画『10万分の1』で平祐奈の親友役として出演するなど活躍の幅を広げている。
自由きままな不良少年・春川を演じる井上は、第42回ホリプロタレントスカウトキャラバンで審査員特別賞受賞者。2019月放送の連続ドラマ『ウルトラマンタイガ』(テレビ東京系)で主演を務めた注目株だ。
メガホンをとるのは、2016年に公開された映画『溶ける』で日本最年少でのカンヌ国際映画祭への出品を果たし、注目を集める24歳の井樫彩氏。20代の才能が集結した作品の誕生に期待が高まる。
本作は、2021年春テアトル新宿ほか全国で公開予定。W主演の2人、監督、原作者からのコメントは以下の通り。
■優希美青コメント
井樫監督や佐藤プロデューサーはもちろん、作品に携わるスタッフの皆さんから、この作品を命がけでやりますという熱い思いが伝わってきて、私も皆さんの気持ちに全身全霊で応えていきたいです。
■井上祐貴コメント
まもなくクランクインしますが、撮影に向けて準備しているこの期間も、初めての役柄にドキドキ、わくわくしています。春川真洋という人間にしっかり向き合い、緊張感を持って作品がより素敵なものになる様頑張っていくので、よろしくお願い致します。
■井樫彩監督コメント
大人のスタッフの皆さんに助けられながら、主演の優希美青さん、井上祐貴さんを始めとする同世代の方達と作品を作れるのはとても嬉しいです。ある意味破滅的で、どうしようもなく若かったふたりの恋愛の様を、ときに痛々しく、ときに美しく紡いでいけたらと思っています。
■原作者・壁井ユカコ氏コメント
上梓してから10年以上がたった今この小説を見つけだしていただき、実写映画化の企画が進行するという幸運に恵まれ、驚きとともに感謝の念に堪えません。いまだ心に刺さったまま残っているという読者の方からの声をいただくことも多い小説です。ガラケー全盛期の10代の若者たちの「擦り切れるような刹那の恋」を綴った原作が、スマホに移行した現代、井樫監督の美しい世界観でどんな映像作品になり、観てくださる方々の心にどんなふうに刺さるのか、公開を楽しみにしています。ぜひご期待ください。