MFSは10月6日、「生命保険に対する消費者意識調査」の結果を発表した。調査は9月1日~2日、全国の30代〜50代の男女481名を対象にインターネットで行われた。

  • 世帯主の現在の保険加入状況と、どの疾病(状況)に不安があって医療保険に加入しているのか

    世帯主の現在の保険加入状況と、どの疾病(状況)に不安があって医療保険に加入しているのか

世帯主の現在の保険加入状況を聞いたところ、「死亡保険」(51.6%)と「医療保険」(55.9%)に加入している人が多く、いずれも半数を超えた。

医療保険に加入している人に、「どの疾病(状況)に不安があって医療保険に加入しましたか?」と聞いたところ、30〜50代ともに「がん」(30代60.9%、40代62.6%、50代69.2%)が最多。次いで30代では「けが」(27.6%)、「なんとなく」(23.0%)、40代では「なんとなく」(35.2%)、「脳卒中」(28.6%)、50代では「急性心筋梗塞」(22.0%)、「なんとなく」(20.9%)と続き、4人に1人が漠然とした不安から保険に加入していることが浮き彫りとなった。

  • 死亡保険・医療保険・介護保険の毎月の保険料(世帯)/保険選びで重視すること

    死亡保険・医療保険・介護保険の毎月の保険料(世帯)/保険選びで重視すること

続いて、死亡保険・医療保険・介護保険の毎月の保険料(世帯)を教えてもらったところ、「3,000円〜5,000円」(17.0%)が最も多く、次いで「10,000円~15,000円」(16.7%)、「7,000円~10,000円」(15.4%)という結果に。年代別にみると、30代~40代では「3,000〜5,000円」が最多だったが、50代になると「20,000〜30,000円」(21.0%)がトップに。50代が健康への意識が高まる大きな過渡期であることが伺えた。

また、保険選びで重視することを聞くと、30代では「保険料の安さ」(66.3%)が最も多かったのに対し、40代~50代では「保障内容の充実度」(40代76.6%、50代71.4%)がトップに。現在加入している保険の内容を「よく把握している」「まあまあ把握している」という人の割合は65.1%に上ることから、日本人は50歳前後で保険を見直し、保障内容の拡大を行なっている可能性があることが見てとれた。

  • 新型コロナウイルスの影響を受ける前後での、保険の検討についての変化

    新型コロナウイルスの影響を受ける前後での、保険の検討についての変化

次に、「新型コロナウイルスの影響を受ける前後で、保険の検討について変化はありましたか?」と質問したところ、19.4%が「保険の検討をした/している/これから始める」と回答。

具体的には、「病気のカバー範囲の拡張」(50.5%)を考えている人が最も多く、新型コロナウイルスをきっかけに健康リスクへの意識が高まっていることが伺える結果となった。