JR東日本は6日、東北新幹線盛岡～新青森間の速度を現行の260km/hから320km/hに向上する計画概要がまとまったと発表した。これにともない、10月から騒音対策などの必要な設備整備の工事に着手する。
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東北新幹線の各区間の最高速度(提供 : JR東日本)
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盛岡～新青森間の工事イメージ・吸音板と防音壁(提供 : JR東日本)
盛岡～新青森間の工事イメージ。別基礎防音壁とトンネル緩衝工(提供 : JR東日本)
盛岡～新青森間では、最高速度を320km/hに向上することで、所要時間が最大で5分程度短縮される。おもな地上設備工事として、吸音板の設置が計約1.3km、防音壁のかさ上げなどが計約3.6km、トンネル緩衝工の延伸などが計約24カ所とされており、10月からおおむね7年程度の工事期間を予定している。具体的な速度向上開始時期やダイヤなどについては決まり次第、告知される。
また、2018年5月に発表していた、新幹線の上野～大宮間の埼玉県内での速度向上に必要な騒音対策などの地上設備工事が完了することから、この区間の最高速度を現行の110km/hから130km/hへ引き上げる。最高速度引上げによるダイヤの変更は2021年春を予定している。
