阪急交通社はこのほど、今年12月で定期運行を終了する「現美新幹線」(JR東日本)の上野~仙台間貸切運転を行程に組み入れたツアーを発売した。

  • 阪急交通社が「現美新幹線」の貸切運転を行程に組み入れたツアーを発売

「現美新幹線」は「移動する現代アートの美術館」をコンセプトに、各アーティストがそれぞれ車両をプロデュースした観光列車で、2016年4月に運行開始した。上越新幹線の越後湯沢~新潟間で定期運行を行ってきたが、12月19日をもって運行を終了することが発表されている。

今回のツアーでは、「現美新幹線」が通常運行しない上野~仙台間と、新潟~上野間の区間を2日間にわたって2往復貸切運行し、東京・仙台・新潟からの旅行商品として企画した。とくに上野~仙台間はこれまでほとんど運行されていないため、「初めて乗車する方はもちろんのこと、これまで乗車したことがある方も、新たな区間として希少価値の高い列車の旅を楽しむことができる」と阪急交通社はPRする。

おもなプランの「Go To トラベル」支援金適用後の旅行代金は、11月12日出発の上野発「秋保・瀬波2つの名湯・名旅館をめぐる 晩秋のおもいで3日間」が2~4名1室で1人9万7,000円、11月13日・12月9日出発の仙台・福島発「草津温泉と下部温泉でゆったり寛ぐ大人旅3日間」が2~3名1室で1人5万2,000円~5万7,000円、11月12日・12月8日出発の新潟発「銀山温泉散策と出羽三山神社・天童・作並温泉2日間」が4名1室で1人3万6,000円などとなっている。