SBI損害保険はこのほど、新型コロナウイルスによる自動車と自動車保険に対する意識の変化についてアンケート調査を行い、概要をまとめた。
「自動車と自動車保険に関するアンケート」は2020年9月1日~9月2日、自分名義の自動車を所有する全国の20歳~69歳の男女を対象にインターネットリサーチにて実施。有効回答数は1,108名。「自動車に関するアンケート」は2020年9月1日~9月8日、全国の20歳~69歳の男女を対象にインターネットリサーチにて実施。有効回答数は1,086名だった。
新型コロナウイルスの影響で自動車保険を見直そうと思った人を対象に、どのようにして見直そうと思ったか聞いたところ、「保険料を減らすため保険会社を換えたい(換えた)」が最多で60.1%。「保険料を減らすため補償内容を変更したい(変更した)」と回答した44.6%よりも15.5%多く、保険料を抑える手段として、補償内容だけではなく保険会社自体を見直したいとする人が多いことがわかった。
新型コロナウイルスの影響で車の使用頻度は変わったか目的別で聞いたところ「買い物やプライベートでの使用」は44.1%の人に使用頻度の変化があったことがわかった。その一方で、 「通勤・通学での使用」は17.5%、「仕事での使用」は17%の変化にとどまっており、生活に欠かせない使用目的では使用頻度は変わりづらいことが窺える。
新型コロナウイルスの影響で車の購入・買い替え意識に変化があったか聞いたところ、「購入・買い替えを決めた、もしくは検討している」人が計12.2%で、「購入・買い替えを中止、もしくは延期した人」の計6.9%の2倍近く多い結果となった。買い控えるよりも購入(または買い替え)需要が高まっていることがわかった。
新型コロナウイルス感染拡大前後で車に求めるものを聞いたところ、「デザイン」(30.2%→25.0%)と「ステータス」(13.4%→10.9%)を求める人は減少し、「手頃な価格」(40.7%→44.4%)と「安全性」(51.4%→53.7%)を求める人は増加した。大きな変化はないものの、より実用性を求める機運が高まっていることが読み取れる。