サムソナイト・ジャパンは10月6日、GoogleのJacquardテクノロジーを採用し、スマートフォンと連携できるバックパック「Konnect-i」(コネクト-アイ)を発売した。サムソナイト公式サイトや、サムソナイトを取り扱う限定店舗で取り扱う。

ラインナップと価格は、容量18リットルの「Slim Backpack」が税別24,000円、容量20リットルの「Standard Backpack」が税別25,000円。

  • Konnect-iシリーズ。左がSlim Backpack、右がStandard Backpack

GoogleのJacquard技術は、Pixel4のモーションセンサー「Soliセンサー」を開発した、Google社内にある先端技術の研究開発部門「ATAP(Advanced Technology and Projects)」で生まれたもの。「リーバイス」で知られるジーンズメーカー、Levi Straussが同技術を使ったスマートジャケットを2017年から販売している。

今回発表されたKonnect-iは、左のショルダーストラップに、スマートフォンと接続できるJacquardタグを内蔵したバックパック。スマートフォンとペアリングすると、ストラップを上にスワイプしたり、ダブルタップしたりする動作(ジェスチャー)で、スマートフォンを取り出さずとも、音楽再生やカメラアプリの起動、ルート表示といった操作が行える。

  • Jacquardタグを内蔵するショルダーストラップ

ジェスチャーは、上にスワイプ、下にスワイプ、ダブルタップ、カバ―(長くタッチ)の4種類で、操作内容はAndroid / iOS向けに提供されているJacquardアプリでカスタマイズ可能。操作内容は音楽関連やアプリ起動などのほか、「スマートフォンを探す」や、本体が震えて知らせる「着信の通知」、Googleアシスタントに関するものまで、多彩な設定が可能だ。

Jacquardタグは、同梱のmicroUSBケーブルでユーザー側が充電し、ショルダーストラップに収納する形。バッテリーは使い方にもよるが約10日~2週間持続するという。

Slim Backpack、Standard Backpackともに15.6インチまでのPC収納ポケットを備え、スマートスリーブや飲料ボトル対応のサイドポケットを搭載。外装は撥水加工のファブリックを採用する。

Slim Backpackでは外側に左右2カ所のファスナーが設けられている。本体サイズは43×29.5×16.5cm、重さは1kg。

Standard Backpackは外側中央にファスナーを1つ設ける。本体サイズは46×30.5×18cm、重さは1.1kg。

  • 15.6インチサイズのノートPCが収納できるほか、小型ポケットも複数備える

  • スーツケースに取り付けられるスマートスリーブ付き

  • 外側にはファスナーとポケットを用意する