映画『とんかつDJアゲ太郎』(10月30日公開)のイベント「渋谷の中心でとんかつ愛を叫ぶ presented by 「とんかつDJアゲ太郎」が6日に東京・渋谷で行われ、北村匠海、山本舞香、伊藤健太郎、加藤諒、浅香航大、栗原類、DJ KOO、ブラザートムが登場した。
同作は原案:イーピャオ、漫画:小山ゆうじろうにより、集英社『少年ジャンプ+』で2014年から2017年まで連載されていたギャグ漫画を実写化。東京・渋谷の片隅にある老舗とんかつ屋「しぶかつ」を舞台に、主人公・勝又揚太郎(北村)は弁当の配達ではじめて訪れた渋谷のクラブで、音楽にあわせ盛り上がるフロアにこれまでにない高揚感を体感し、“とんかつ”も“フロア”もアゲれる男「とんかつDJアゲ太郎」を目指す。
DJ KOOが盛り上げ、全身タイツのとんかつダンサーズが登場するというイベントに、北村は「僕が一番困惑しております」と苦笑する。共演した山本は北村について「コメディが初めてでしょう? カメラが回る前に1人で変顔をしてるのを見ちゃって。いっつもいっつも顔をほぐしてから現場に入る姿を見て、一生懸命だなと思いました」と明かした。
山本が「完成見てもすごいかわいらしくて、あのときわがままボディ、ぽっちゃりだったもんね?」と尋ねると、北村は「デブすぎるくらいデブでしたね。当時何も気にせず飲み食いしていたものですから、今より8kg以上太っていまして」と驚きの告白。「ふたをあけてみたらとんかつ屋の息子だから、ぷよぷよでいいじゃないか。アゲ太郎はだらしない体でいいじゃないか」と開き直る。
さらに山本は「体操服で走るシーンとかかわいくてしょうがないです。太ももがムチムチでくっつきそう」とお気に入りのシーンを挙げ、北村は「ムッチムチでしたね。その姿で渋谷を走り回ってますので」と振り返り、「ほぼ裸なんですよ。パンツ短いしタンクトップだしピチピチだし。恥ずかしかったけど、捨て切るしかないと。いっこギアを入れないとというのがあったので全てを捨てて走り回りました」と語った。
プライベートでも仲の良い伊藤とは10代以来の共演となり、2人でDJをするシーンも。北村は「ずっと2人でにやにやしてました。10代の時に共演して以来だったので、アツすぎる」と喜び、伊藤も「2人で『売れような』と言いながらバスに乗って帰ってたので、嬉しさだったりいろんな感情がありました」と心境を吐露。「あのシーンは、俺ら素に戻っちゃってるところありましたよね」と明かした。
イベントでは、最後にリモートで集まったファン129人(いい肉)とキャスト陣とで、同時にとんかつを食べるという試みも行われた。とんかつを頬張った北村は「もうこの先人生でないでしょうね。特別なイベントになっていると思います」と笑顔を見せた。