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【この記事のエキスパート】
モーターサイクル・ジャーナリスト:野岸“ねぎ”泰之
30年以上にわたってバイク雑誌等に執筆しているフリーライター。ツーリング記事を中心に、近年はWebメディアで新車のインプレッションやアイテムレビューも多く執筆。また、バイクツーリング&アウトドアを楽しむ『HUB倶楽部』を仲間と運営するなど幅広く活動している。
日本の全都道府県をバイクで走破しているほか、オーストラリア、タイ、中国など海外でのツーリング経験も持つ。キャンプツーリング好きのため、バイクはスペックよりも実際の使い勝手や公道での走りが気になる。現在の愛車はヤマハMT-09トレーサー、TT-250Rレイド、カワサキKSR-II。
自慢のバイクをカスタムするとき、こだわりの個性を演出してくれるのが「バーエンドミラー」。形状によっては視認性に影響するので、安全面はもちろん、車検対応か確認が必要です。この記事では、バーエンドミラーの選び方とおすすめ商品を紹介します。
バーエンドミラーのメリット・デメリット
バーエンドミラーとは、ハンドルバーの端に取り付けるミラーのこと。日本ではメジャーではありませんが、ヨーロッパ圏では定着化しています。
メリットは、肩や腕などの映り込みがないため、後方が確認しやすくなること。またバーエンドと一体になっているので、ミラーの振動を抑制できます。日本ではそこまで普及していないこともあり、個性を主張できるアイテムになります。
ただし、取り付け方や商品次第では保安基準を満たしておらず、車検に通らないケースも。また、ハンドルの端に取り付けるため、グローブと干渉してしまうといったデメリットがあげられます。そのため、愛車に合わせて調節をおこなう必要があります。
バーエンドミラーの選び方
それでは、バーエンドミラーの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の5つ。
【1】保安基準を満たしているか
【2】自分のバイクと適合するかをチェック
【3】耐久性も重要! 素材もチェックを
【4】スクエア型? サークル型? 好みの形状を選ぶ
【5】取りつけ位置で異なるステーの長さに注意
上記の5つのポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】保安基準を満たしているか
バーエンドミラーの保安基準では、鏡部分のサイズや形状のほか、構造や取りつけ方法などが規定されており、これを満たさないと車検に通りません。
バイクの製造年月や型式認定日によって2パターンにわかれます。「平成19年1月1日以降に製造されたすべての車両、及び平成17年1月1日以降に形式を認定されたすべての車両」は、ミラーの鏡部分の面積が69㎠以上、円形の場合は鏡部分が直径94mm以上150mm以下、円形以外の場合は120×200mm未満で78mmの直径の円を隠すことができるものに限定されます。これより古い場合は、鏡部分の規定はありません。
【2】自分のバイクと適合するかをチェック
せっかくカッコいいバーエンドミラーを購入したのに、サイズや取りつけ方法が合わなかった……、となるとお金も無駄になりますし、気持ちもブルーに。自分のバイクとうまく適合しないと、走行時の振動などで外れたり、ミラーが不安定な状態になるので事前にしっかり確認しましょう。
また車検を通すときにも、車種に合うバーエンドミラーを選んでおくのはとても大切なポイントです。適合車種が記載されていない場合は、ハンドルバーパイプの内径を確認しましょう。とはいえ、はじめてカスタムする方や不安な場合は、適合車種が記載されているものを選ぶようにしましょう。
【3】耐久性も重要! 素材もチェックを
バーエンドミラーの素材はステンレスやカーボンなどさまざまですが、軽さとコストのバランスを考えるならアルミ製がおすすめです。
転倒したり、ぶつけてしまっても曲がりにくいのが特徴です。ただし、強い力が加わると折れてしまうこともあるので注意しましょう。アルミのバーエンドミラーはシルバーが一般的ですが、ブラックなどに塗装されたものもあります。
【4】スクエア型? サークル型? 好みの形状を選ぶ
スクエア型はコンパクトサイズでも後方が見やすく実用的。ベーシックなデザインですが、ミラー部分が細いタイプは、シャープな印象になるので、おしゃれ感もアップします。
サークル型はデザイン性が高く、カフェレーサースタイルにぴったり。レトロでスタイリッシュな車体にもマッチします。ただし、ほかにも多角形型などいろいろなデザインがあるので、愛車の雰囲気に似合う形状のものを選びましょう。
【5】取りつけ位置で異なるステーの長さに注意
ステーとは、バーエンドミラーをハンドルに取りつける部分のこと。ミラーのデザインを目立たせたい場合は、ステーが短いものがおすすめです。
ハンドルの近くにミラーがあるので、バイクのフォルムをスッキリと見せることができますよ。グリップを握るときに手が当たるとミラーの角度が変わることもあるので、確認して設置しましょう。
エキスパートのアドバイス
【エキスパートのコメント】
デザイン性だけでなく安全性もしっかり確認を
バーエンドミラーはファッション性の高いパーツなので、デザインや形状で選びがち。しかしバックミラーは保安部品でもあるので、きちんと後方視界が確保でき、振動に強く見えやすいものを基準に選ぶことも大切です。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)