SBI生命保険は10月5日、「コロナ禍のスマートフォン決済に関するアンケート調査」の結果を発表した。調査は9月7日~8日、スマホ決済サービスを利用している20~60代の男女1,113名(男性556名、女性557名)を対象にインターネットで行われた。
スマホ決済サービスを利用している人に対し、「⽇⽤品やお⾷事などの⾝近なお買い物をする際、スマホ決済(スマートフォンによるQRコード・⾮接触IC・キャリア決済)利⽤開始当時と⽐較して直近での利⽤頻度は増加しましたか?」と聞いたところ、57.6%が「(やや)増加した」と回答。スマホ決済の利⽤が増加した時期を尋ねると、「2019年10月以降から」(49.8%)が最も多く、次いで「コロナ禍」(26.4%)という結果に。
また、スマホ決済のメリットを教えてもらったところ、「ポイント還元」(70.8%)や「小銭を出す手間を省くことができる」(51.4%)に続いて、28.0%が「新型コロナウイルスの予防」と回答。コロナ禍にスマホ決済の利用を始めた人も多かったことと合わせて考えると、コロナ禍がスマホ決済増加の契機になっていることがうかがえた。
続いて、主に利用しているスマホ決済を教えてもらったところ、「PayPay」(46.7%)が断トツの1位に。年代が上がるほど「PayPay」を好む傾向があり、20代では36.3%であるのに対し、50代以上では5割強を占めた。
以下、2位「楽天ペイ」(12.8%)、3位「d払い」(7.3%)、4位「au PAY」(6.1%)と携帯⼤⼿のスマホ決済が続き、「LINE Pay」(5.8%)は5位にとどまった。
最後に、今後スマホ決済で利用してみたいと思うもの聞いたところ、「現在利用している日用品等身近なものの購入」(50.7%)が最も多く、次いで「病院・調剤薬局の会計」(50.2%)、住民票発行などの「行政サービスの支払関係」(31.1%)、「保険料の支払い」(27.4%)と続いた。