女優の松本まりかが、31日にスタートするテレビ朝日系ドラマ『先生を消す方程式。』(毎週土曜 23:00~)に出演することが6日、明らかになった。
このドラマは、鈴木おさむ氏によるオリジナル脚本で、都内の進学校“帝千学園”が舞台。3年D組の担当になった教師は皆、短期間で退職。実は、このクラスには大人を追い詰め、壊れていく姿をゲームのように楽しむ生徒が集っていた。そんなクラスに、田中圭が演じる新たな担任・義澤経男がやって来る。
松本が演じるのは、義澤の恋人で、同じく高校教師を職業とする前野静。義澤は強烈な笑顔を浮かべながら3年D組の生徒を“指導”していくが、静といるときはまったくの別人のように、心の底から笑い、恋人同士の穏やかで優しい会話を楽しむ。
しかし、義澤には生徒からの魔の手が迫る。義澤はもちろん、静も無事でいられるのか。そして彼女は、義澤と生徒たちの壮絶なバトルにどう関わっていくのか。
鈴木氏が脚本を務める連続ドラマに出演するのは、19年放送の『奪い愛、夏』(ABEMA)に続いて2作目となる松本。脚本について、「普通ならクライマックスまで引っ張ってもおかしくない展開を、ドラマが始まってすぐ出してしまうのは衝撃。鈴木おさむさんの中にはまだまだたくさんの “手札”があるんだと思います」と語った。
松本のコメントは以下の通り。
――衝撃的なタイトルを初めて聞いたとき、どう思われましたか?
素直に怖いと思いました(笑)。恐ろしい物語の幕開けを予感させますよね。“方程式”というキーワードや、最後に“。”がついているところに引っかかるものを感じて…。脚本が鈴木おさむさんですから一筋縄ではいかないでしょうし、たくさんの仕掛けがあるだろうな、と思いました。
――脚本を読んだ感想は?
鈴木おさむさんの脚本は面白いのは当然のこと、書かれるものがどんどん研ぎ澄まされていくような気がしています。今回はテンポがとても早く、「そんな大切なところ、まだ見せちゃダメでしょ!」っていう展開を第1話、2話でどんどん出していきます。普通ならクライマックスまで引っ張ってもおかしくないものを、ドラマが始まってすぐ出してしまうのは衝撃でした。きっと“手札”をどれだけ見せてしまっても、おさむさんの中にはまだまだたくさんのアイデアがあるのだと思います。また、一級のエンターテインメント作品でありながら、セリフが哲学的で心に刺さるものがいくつもあり、『先生を消す方程式。』の脚本はまさに“完璧”の一言です。
――本作での役柄・前野静はどんなキャラクターですか?
私にとっても静は初めての役柄というか、ポジションの役になります。登場するところから視聴者の皆さんが「え!?」って思うような“仕掛け”があって、「そう来たか!」と驚いていただけると思います。私には“動”のイメージがあるかもしれませんが、静は名前どおり静かな部分もあります。どんなところが静かなのか放送まで楽しみにしていただきたいです。それとデートのシーンも面白いはずです。思いっきり、“甘々”なやりとりをしますので…(笑)。
――視聴者の皆さまにメッセージをお願いいたします。
『土曜ナイトドラマ』枠は、これで2作連続の出演になります。『妖怪シェアハウス』では自分なりに考えていた、“松本まりかが演じる役”を超えるキャラクターを演じさせていただき、すごく面白かったし、楽しかったです。静も、女優としてある意味初めて設定に挑戦させていただいています。作品自体、驚きの連続で何が起こるかわかりませんし、静の身にもどんな出来事が待ち受けているのか予想がつきません。とはいえ、「見て損はありません!」ということだけはお伝えします。