俳優の安藤政信が、きょう6日に放送されるカンテレ・フジテレビ系ドラマ『DIVER‐特殊潜入班‐』(毎週火曜21:00~)の第3話で、初の父親役を演じている。
安藤は「高校生の娘がいるという父親役は初めてです」と話しながら、「普通に考えると、このくらいの年齢の娘がいても当然ですよね。娘役の宮野陽名さんもすごくかわいらしくて。現場に入って撮影を重ねる中で、芝居も上手になっているような気がしましたね」と、彼女の成長を感じていたという。
自身の役柄について、「伊達という男は、犯罪をなくすために命をかけている、とまっすぐに言える男です」という安藤は、熱血刑事として全力を注ぐ一方で、“父親として”の伊達に対し「どうして娘と心の距離が離れていったのか。娘のことを本当は大切に思ってはいるけど、うまく言えないタイプだと思う。でも、随所で娘への想いは出ているように思います。『娘に危険な思いをさせられるわけないだろ』とか、娘が寝ているときに、佐根村に漏らす本音の部分とか。そこに伊達の本当の姿が出るだろうなと、撮影前から気合を入れていました」と、役作りに向けて意識していたことを明かした。
娘・亜紀を演じる宮野は、安藤について「1、2話での伊達は、クールで落ち着いていてすごくかっこいいのですが、3話はお父さんとしての一面が見られるので、これまでとは違う印象になっていると思います。撮影中にぶつかってしまったときにも、安藤さんがすぐに『大丈夫だった?』と気にかけてくださって、とても優しくて笑顔が素敵な方でした」と印象をコメント。また、「絶叫するシーンが多かったのが大変でした。“怖い”というだけではなく“不安な気持ちも入り混じった怖さ”なので、どう表現すれば良いのかとても迷いました。監督にアドバイスを頂きながら自分なりに演じたので、どんな仕上がりになっているか楽しみです」と撮影を振り返った。
さらに、安藤は、同じD班に所属する兵悟と将を演じる、福士蒼汰と野村周平に対し、「蒼汰は、すごく完璧主義者だな、と感じました。すべての言葉や行動を完璧に知り尽くしてやりたい、という意欲を感じました。周平は、正直で人間味があっていいやつだな、可愛らしいやつだなって感じましたね。2人とも同い年で、全然雰囲気は違うけど、気持ちの良い人たちだと思いました」と印象を述べた。
今作は、全編神戸を中心に関西で撮影。「撮影の合間にも大阪の天王寺や鶴橋を散歩しながら、関西の空気を満喫しました。この土地と合う気がしています」と語る安藤は「コロナで現場が一変して、いろんな制限の中で芝居をやらなければいけない中で、出演者もスタッフも全員で、暑くて、倒れそうになりながら神経を注いで作った作品です。視聴者の方々には、大事に見てもらいたいですね。ここも素敵だと思った、あれもよかった、と話しながら何度も見てほしいです」と期待。
宮野も「第3話は、家族の温かさを感じることができる回だと思います。D班の皆さんのヒヤヒヤする潜入捜査をぜひ楽しんでください」とアピールした。