シチズン時計とソニーは、ソニーが10月1日に発表したスマートウオッチ「wena3」に関してパートナーシップ契約を締結した。シチズンが展開するIoTプラットフォームサービス「Riiiver」とwena3の連携(2021年夏予定)を目指すとともに、wena3を搭載した腕時計の開発、およびwena3の外販を行っていく。
wena3を搭載したシチズン時計の第1弾として、プロフェッショナルスポーツウオッチ「プロマスター」をベースとした「wena 3 -PROMASTER Edition-(WNW-SB21A/B)」が11月27日に発売となる。価格はオープンだが、ソニーの「First Flight」サイトにおける価格は99,000円(税別)。時計本体は、定期的な電池交換が不要な光発電「エコ・ドライブ」仕様だ。標準電波を受信して正確な時刻を合わせる電波時計機能や、世界24都市の時刻にすばやく切り替えられるワールドタイム機能を備える。
ソニーのwena3は、腕時計のバンドで中留(バックル)にあたる部分にスマートウオッチ機能を持たせた製品。時計の本体部分にはスマートウオッチ機能がないため、wena3搭載バンドと時計本体を自由に組み合わせられる。最新のwena3は、suica対応、有機EL画面の大型化、本体の薄型化などが大きなトピックだ。
シチズンのRiiiver(リィイバー)は、対応ウオッチ用のアプリを自由に開発、公開できるプラットフォーム。スマートフォンのアプリを使って、「トリガー」「サービス」「アクション」という3つのソフトウェア部品を組み合わせてさまざまな機能を手軽に実現する。Riiiverで公開されているアプリは、自分のRiiiver対応ウオッチにダウンロードして使える。