声優、そしてアーティストとして活躍する石原夏織による秋のスペシャルイベント「石原夏織 AUTUMN EVENT『ONE DROP』」が2020年9月28日(日)にヒューリックホール東京にて開催。1日3公演が行われたうち、ここでは第3部の模様を紹介しよう。
司会進行を務める声優・本渡楓に呼びこまれ、石原がステージに登場すると、客席に集まったファンは大きな拍手とペンライトの光で会場を盛り上げる。感染症対策のため声を出しての応援ができない中での開催となったが、それでもファンの熱い気持ちは十分に伝わってくる形となった。
豪華賞品を賭けた前半のゲームコーナーは、題して「大好き!クイズ対決」。人気クイズ番組「Qさま!!」にインテリ声優軍団の一員として出演し、普段からクイズが大好きという石原の才能を存分に発揮できるという、まさに石原のためだけに用意されたコーナーだが、気になる対決の相手は本渡。ここからは進行役をスタッフにバトンタッチして、ふたりの熱いバトルが繰り広げられていく。
クイズは全5問出題され、石原の正解数が本渡より1問でも上回っていたら石原の勝ちとなり、無事にご褒美がもらえるというルール。ところが、第4問まで終わった時点で対戦成績は0対0……(ちなみに第1問は石原の兄に取材して作成された、小さい頃の思い出に関する問題。第2問はお笑い芸人の天津・向が映像で出題する、芸人用語に関する問題。第3問・第4問はファンや関係者を対象に実施したアンケートに関する問題となっていた)。最終問題となる第5問はこれまでとは趣向を変えて、ステージ上に登場したA(仮面をした女性)、B(女性)、C(男性)の3人に質問を投げかけながら、本物の占い師を当てるというもの。質疑応答タイムでは「何を使って占っていますか?」「占い師になったきっかけは?」「今日の私たちのラッキーアイテムは?」と、どんどん質問を繰り出して、なんとか正解にたどり着こうとする二人だった。そして導き出した答えは、石原さんが「質問に答えるときに、ちゃんと(持参していた)手帳を広げていたところが本物っぽい」という理由からA、本渡が「以前に手相占いをしてもらった方にそっくり」という理由からCで、これは石原が見事に正解。ちなみに、Aとして登場した方はテレビ・ラジオ・雑誌など、さまざまなメディアで活躍する大人気占い師の「ぷりあでぃす玲奈」。せっかく本物の占い師に来てもらったのなら、二人の運勢を聞いてみようということで、占ってもらった結果、本渡は「今年12月~来年8月の間がここ数年でいちばん仕事運に勢いがつく」、石原は「今やりたくないと思うことをやっておいたら2022年に巻き返しの運気が来る」とのこと。とりあえず、運気が上昇することは間違いなさそうなので、今後の二人の活躍にますます注目したい。
……というわけで、1対0でクイズ対決を制した石原。ご褒美の「リングフィットアドベンチャー」をゲットしたことで、2022年の運気巻き返しに向けて、ちょっと苦手な運動にも挑戦することを誓うのだった。
後半のライブコーナーでは、8月5日に発売された2ndアルバム『Water Drop』の収録曲をファンの前で初お披露目。1曲目は会場が一体となって楽しめる「フィービー・フィービー」、2曲目は疾走感のあるバンドサウンド「夜とワンダーランド」、そしてラストの3曲目はポップで明るい「SUMMER DROP」と、それぞれに個性の違った楽曲を歌った石原は、夏織ダンサーズとの息の合ったパフォーマンスでも会場のファンを楽しませた。
ライブが終わり、再び本渡が登場してエンディングトークへ。ここで、石原からファンへ、大事なお知らせがあるとのこと。本人の口から直接伝えたかったという、その内容は――
2021年2月20日、石原夏織 2nd LIVE「MAKE SMILE」
パシフィコ横浜 国立大ホールにて昼夜公演で開催決定!!
ワーッという歓声の代わりに、沸き起こる今日一番の盛大な拍手。1st LIVE TOUR「Face to FACE」から約1年……大変な時期を乗り越えて、またみんなと一緒にライブができる時間と空間が帰ってきたことに、誰もが喜びを抑えきれなかった。そんなファンの気持ちを代弁するかのように、「おめでとう!」と祝福する本渡。最後は「皆さん、大変なこともあるかと思いますけれども、これからも一緒に頑張って、いろんなことを乗り越えられたらすごくうれしいなと思います。来年のライブも、そして、その先も。これからもずっとずっと、よろしくお願いします!!」という石原のメッセージで締めくくられた。
なお、11月4日に発売される石原夏織の5thシングル「Against.」の初回製造分にライブのチケット優先販売申込券が封入されるので、こちらもチェックしておきたい。各詳細は公式サイトにて。