美容家・神崎恵が主演を務める、テレビ東京系ドラマパラビ枠『だから私はメイクする』(10月7日スタート毎週24:58分〜)の最終回ゲストが2日、明らかになった。
同作はオタク女性4人組・劇団雌猫によるエッセイ集『だから私はメイクする』(柏書房)を原案としたシバタヒカリのコミック『だから私はメイクする』(祥伝社)の実写化作。メイクを通して浮き彫りになる「社会」や「自意識」と戦う女性たちの悲喜こもごもを描き、毎話、様々な女性の「メイク」にまつわるエピソードが繰り広げられる。主人公であるコスメショップのビューティーアドバイザー(BA)・熊谷すみれを神崎恵、新人BA近藤芽生を志田彩良、芽生の先輩BA・山本織香を吉田朱里が演じる。
11月11日放送の最終回に、藤原紀香の特別出演が決定。主人公・熊谷(神崎恵)の憧れであり恩人でもあるビューティーアドバイザー(BA)・猫田ひかるを演じる。アルバイト先のお客さんにも心配されるほどアトピーがひどく、肌にコンプレックスを抱えていた大学時代の熊谷は、メイクも諦め自信をなくしていた。そんな熊谷に寄り添いながら、“メイクに正解はない”と希望を与えてくれた恩人・猫田との出会いを通して、自分と向き合い前向きに変わっていく...という展開となっている。さらに、最終回では現在社会問題となっている新型ウィルス感染症の流行により、営業自粛を余儀なくされたBAたちの姿を描く。
また、動画配信サービス「Paravi」で本作の「おさらいメイク講座」を独占配信することが決定。尼神インター・誠子、アジアン・隅田、横澤夏子、そして主題歌を歌うlol-エルオーエル-から小見山直人・佐藤友祐・honokaが、各話のメイクのおさらい講座のゲストとして登場する。レクチャーする神崎恵や吉田朱里とのメイクトークにも注目となっている。
藤原紀香 コメント
・出演が決定した際の想い
メイクは職業柄、役作りの観点でも切っても切り離せないものですし、プライベートでもメイクをすることで自分を元気にしてくれる、日々欠かせないものなので、〝なぜメイクをするのか〟に焦点を当てて、内面から鼓舞してくれるような作品のドラマ化に参加できて良かったです。“猫田ひかる”という人物は、主人公カリスマ美容部員熊谷すみれが誕生するきっかけとなる重要な役所。言ってみれば【カリスマのカリスマ】なので、お役をいただいたときは、責任重大だなと思いました(笑)
・猫田ひかる役を演じるにあたり、意識した点
原作の猫田はショートヘアで、すでに美容部員を辞めているのですが、ドラマではまだバリバリ働いているという設定でした。なので、役作りについて監督とも相談し、原作に忠実に演じるとするのであればショートへアなのですが、マインドや仕事ぶりだけではなく出で立ちも含めて、熊谷すみれが猫田さんを憧れ、背中を追っかけつづけた先輩像であるようにと話し合い、ヘアメイクなども考慮しました。なので、原作とはまた違った、迫力のある元祖カリスマ美容部員になっていると思います。
・撮影現場でのエピソード
実際にお客様が帰られた深夜の百貨店化粧品売り場での撮影だったので、中々見られない光景の中、楽しみながら撮影をしました。熊谷さんの大学時代を演じられた女優さんは、とてもお肌が綺麗な方でしたが、肌荒れで悩んでいる役だったので、メイクで肌荒れ感をだしていました。その質感が完璧で、それもメイクのなせる技なのだと現場で感じましたね。メイクというのは映像や舞台など役作りにも貢献してくれるものであり、日常でも個々を変身させてくれ、自信を持たせてくれるものだと再認識しました。
・見どころなど、視聴者にメッセージ
メイクは気持ちをUPしてくれるもので、“自身がどうありたいか”というテーマに向き合わせてくれる大切なもの。このドラマを見ていただければ、コロナ禍でたとえ家にいることが多くても鏡で自分を見る機会を増やして口角をあげてみたり、今日は鮮やかな口紅を塗って気分を上げてみようかな、など、前向きな楽しい気持ちになるのではと思います。私のつとめた猫田ひかるも断言しているように「メイクは人の数だけある」のです。メイクに正解なんてないから、自信を持ってチャレンジして、元気になって、自分を好きになれるといいなと思います。