ローランドは、BOSSブランドより、マイクや楽器から入力した短い演奏フレーズを次々に重ねて録音/再生しながら、1人でアンサンブルのようなパフォーマンスが行える「ループ・ステーション」の新モデル「RC-500」と「RC-5」を10月24日に発売する。価格はともにオープン。市場想定価格は税込で、RC-500が38,500円前後、RC-5は22,000円前後となる模様。

  • RC-500(左)とRC-5(右)

今回発売となる2モデルは、サウンドのクオリティ、録音時間、操作性を向上させている。音質は、32bit AD/DA変換、内部演算32bit(浮動小数点)処理によりクラス最高にグレードアップ。録音時間もステレオで最大13時間と拡張が図られた。99のフレーズメモリー機能を備え、長時間の演奏の録音や、曲ごとにメモリーを切り替えてパフォーマンスを行える。また、57種類のリズムを内蔵し、ドラマーとセッションする感覚で演奏するのも可能。視認性を改善するためにバックライト付きマルチカラーディスプレイを採用し、ループフレーズの演奏状態をすぐに確認できるようになった。MIDI端子も装備し、外部機器と連携させたパフォーマンスにも対応する。

RC-500は、2つのループ録音用トラックを備え、フレーズを切り替えながらの演奏や、重ねての演奏など、幅広い表現を可能にする。ギター/ベースだけでなく、キーボードやマイクなど、さまざまなサウンドの入力に対応。本体に3つのフットスイッチを装備し、録音操作やトラックの選択をはじめ、ユーザーの好みで各スイッチに機能を登録することもできる。サイズはW170×H60×D138mm。質量は850g。本体のほか、アルカリ電池(単3形×4)などが付属する。

RC-5は、ギタリスト/ベーシスト向けのコンパクトペダル仕様。外部フットスイッチを接続すれば、さらにフレキシブルな操作が行える。シンプルな設計ながら、ルーパーとして必要な機能が詰め込まれていて、ペダルボードへの組み込みにも最適だ。サイズはW73×H56×D129mm。質量は405g。本体のほか、アルカリ電池(9V形 本体に接続済み)などが付属する。