カシオ計算機は10月1日、耐衝撃ウオッチ「G-SHOCK」の新製品として、フルメタル仕様の「AWM-500」シリーズと、復刻モデル「AW-500」シリーズを発表した。いずれも11月20日に発売し、価格は14,300円から(以下すべて税込)。
AWM-500シリーズ
1989年発売の「AW-500」をフルメタル化したモデル。ラインナップと価格は、シルバー×ブラック「AWM-500D-1AJF」(66,000円)、シルバー「AWM-500D-1A8JF」(66,000円)、ゴールド「AWM-500GD-9AJF」(74,800円)。
当時、アナログの時計は針や歯車といった細かい部品が多いことから、G-SHOCKとして耐衝撃性を持たせることは困難と思われていた。しかしカシオは、各パーツの軽量化を図るなどして耐衝撃性を向上させ、アナログ(針)とデジタル表示のコンビネーションモデルとなるAW-500を製品化。
今回のAWM-500シリーズは、1989年当時のAW-500からフォルムを継承しつつ、フルメタル化を実現した電波ソーラー搭載モデルだ。フルメタル化にあたっては、初代G-SHOCKをフルメタル化した「GMW-B5000D」の技術を応用。たとえば、メタルケースとベゼルの間に緩衝材となるファインレジンをはさむことで、耐衝撃性を高めている。
デザイン面では、ケース部分につながるバンドの駒に丸みを持たせて、初代AW-500の独特なフォルムを再現。また、ベゼル各部の表面処理を使い分けるなどして(ヘアライン加工やミラー仕上げ)、メタルの質感を強調している。
AW-500シリーズ
一方のAW-500シリーズは、初代AW-500を開発した当時の紙図面をもとに再設計したという、樹脂製の復刻モデルだ。初代AW-500を忠実に再現した「AW-500E-1EJF」は、ブラックをベースとしてホワイトのインデックスと分針、レッドの時針を備えている。そのほか、復刻モデルらしい現代風のオールブラック「AW-500BB-1EJF」、レッド「AW-500BB-4EJF」のモデルをラインナップした。価格はすべて14,300円。