ローランドは、「AIRAシリーズ」における最新モデル、リズムパフォーマー「TR-6S」と、「Roland Boutiqueシリーズ」の最新モデルとして、ドラムマシン「TR-06」の2モデルを10月24日に発売する。また、音楽制作用のプラグイン「TR-606 ソフトウェア・リズム・コンポーザー」の配信を開始した。
「TR-6S」は2018年発売の「TR-8S」を継承した機能をコンパクトサイズに凝縮。電池駆動に対応し(充電式ニッケル水素/アルカリ電池 単3形×4)、場所を選ばず使用できるようになっている。TR-8Sと同じく、ローランドが1980年代に発売したリズムマシン「TR-808」「TR-909」「TR-606」「TR-707」などのサウンドを、独自技術「ACB(Analog Circuit Behavior)」で再現。ユーザー自身が本体に好みのオーディオサンプルを取り込んだり、FMサウンドを併用することも可能だ。本体のほか、アルカリ電池(単3形×4)などが付属する。サイズはW224×H61×D132mm。質量は705g(電池含む)。価格はオープン、市場想定価格は税込で43,000円前後。
「TR-06」は、1981年発売の「TR-606」を前述の「ACB」で再現。オリジナルモデルのデザインを踏襲しながら、より高級感のある外観を取り入れている。モジュラーシンセサイザーなどと接続可能なトリガーアウトプットやディレイなどのエフェクト機能も搭載。これまでの「Roland Boutiqueシリーズ」と同じく、スピーカーを内蔵し、電池駆動にも対応する(充電式ニッケル水素/アルカリ電池 単3形×4)。本体のほか、Boutiqueシリーズ設置用のドック、アルカリ電池(単3形×4)などが付属する。サイズはW308×H52×D130mm。質量は1.2kg(電池、Boutiqueドック含む)。価格はオープン、市場想定価格は税込で51,000円前後。
「TR-606ソフトウェア・リズム・コンポーザー」は、「TR-06」と同様に「TR-606」をベースに開発された音楽制作用プラグイン。音楽制作用のプラグイン音源やソフトウェアを提供するコンテンツサイト「Roland Cloud」の有料メンバーシッププランである「Ultimate」登録ユーザー向けとなっているが、「Core」「Pro」「Ultimate」の有料プランを申し込む際に利用できる30日間の「Ultimate」無料トライアルから試用できる。有料プランの登録がなくても、Rolandアカウントを持っていれば、「Lifetime Key(製品を単品で買い切るタイプのライセンス)」で購入可能(USD$149)になっている。