女優の奥山かずさ、榊原有那、川瀬莉子、俳優の田中亨が、31日にスタートするテレビ朝日系ドラマ『先生を消す方程式。』(毎週土曜 23:00~)に出演する。

  • 左から榊原有那、田中亨、奥山かずさ、川瀬莉子=テレビ朝日提供

このドラマは、鈴木おさむ氏によるオリジナル脚本で、都内の進学校“帝千学園”が舞台。3年D組の担当になった教師は皆、短期間で退職。実は、このクラスには大人を追い詰め、壊れていく姿をゲームのように楽しむ生徒が集っていた。そんなクラスに、田中圭が演じる新たな担任・義澤経男がやって来る。

奥山は、“保健室の先生”である養護教諭・安田町子を演じる。エリート高校に勤めながらもどこか学生気分が抜けず、常に明るい町子は、ドラマのコメディパートを担う。町子は義澤と同僚教師・頼田朝日(山田裕貴)が“じゃれ合う”姿に思わず萌えてしまい、2人が仲良さげに会話しているとどこからともなく現れ、話に加わろうとする。

奥山は「唯一の“陽”のポジションかもしれません」と述べ、「ドラマを盛り上げていきます!」と意気込みを語った。

さらに榊原、川瀬、田中が、義澤が担任を務める3年D組の生徒役に決定した。

榊原はマッチングアプリで“パパ活”をする一方、内心では現在の状況から抜け出したいという思いを抱く宮下加奈を、川瀬はクラスメートで人気インフルエンサーの長井弓(久保田紗友)に憧れる早川京子を、田中は暴力でクラスを牛耳る剣力(高橋侃)に逆らえずにいる玉木譲をそれぞれ演じる。

奥山、榊原、川瀬、田中のコメントは以下の通り。

■奥山かずさ
最初に学園ドラマと伺っていたのですが、タイトルを聞いたとき、率直に「あれ?」と思いました。私が想像していたような華やかな青春物語じゃなさそうだなと察しました(笑)。
私自身、教員免許を持っているので、台本は「自分がもし教員の立場だったら?」という考えを織り交ぜながら読んでいきました。想像以上にバイオレンスですが、とても興味深かったです。
義澤先生が現実にいたら怖いですよね。町子はどんどん関わろうとしますが、私自身は最低限怒られないように気をつけながら接すると思います(笑)。
ミステリアスなドラマの中で、町子は唯一の“陽”のポジションかもしれません。「町子先生で癒されよう!」と思ってもらえるようなキャラクターを演じ、ドラマを盛り上げていきます!

■榊原有那
この作品に出させていただくのを知る前に『先生を消す方程式。』の予告を見て、「このドラマ絶対見る!」と楽しみにしていました。それがこうして生徒の1人として素敵な作品に関わることができて本当にうれしく思います。
もし義澤先生のような人が担任だったら…。学校が“エンターテインメント”になって、「今日は何をどうやって教えてくれるんだろう?」と気持ちが踊って登校していたと思います(笑)。
義澤先生の言葉が私自身の心に突き刺さったものがたくさんあり、演じさせていただく宮下加奈がその言葉をどう受け取って感じたのかを考えていくのが楽しみです。

■川瀬莉子
“偏差値の高いタイトル”だけでも、興味を持って見てくださる方がたくさんいると思うので、その作品に自分がどう関わっていけるのかワクワクしています。印象的なシーンも多く、先の予想もつかないので、映像になった時にどんな方程式が生まれるのか楽しみです。
私自身は正直、義澤先生は嫌かもしれません(笑)。いつも笑顔で、嫌味を言われても変わらず、むしろより笑顔になるような先生は怖いですよね。
高校生役は初めてで、学園ドラマに参加できてとてもうれしいです。京子が義澤先生や刀矢、弓、薙、力とどう関わり何を感じ変化していくのか、意識しながら表現していきたいと思います。

■田中亨
脚本を読むと、義澤先生の不気味な笑顔に鳥肌が立ちつつも、先生の強さや真っ直ぐさにあふれたセリフが心に刺さりました。そのセリフには“伸ばし棒”やビックリマークが連打するかのようにたくさんあって、脚本の鈴木おさむさんの熱量、叫びたいエネルギーをとても感じました。
この作品はこれまでにない、大人も子どもも狂気に満ちた学園ドラマだと思います。それぞれが抱える悩みや背景、そこから起こる激しい肉弾戦が繰り広げられますが、みんなどこかに共感するところを見つけていただけると思います。このドラマを作る一員として、しっかりと地に足つけて撮影に取り組んでいきます。