ジャストイットは9月30日、マンション入居後に家賃交渉をした人を対象とした「家賃交渉の内容」に関する調査結果を発表した。調査期間は2020年8月17~31日、有効回答は140人。

家賃交渉の成功率71.4%

  • 入居後の家賃交渉に成功しましたか?

マンション入居後の家賃交渉に成功したか尋ねると、「成功した」が55.0%、「成功した(条件付き)」が16.4%となり、計71.4%が家賃の値引きに成功していることがわかった。

家賃交渉をした理由を聞くと、「家賃の支払いが厳しい」が最も多く29%。消費税増税や新型コロナウイルスなどの影響で収入が減少し、やむを得ず家賃交渉をするしかなかったとの声が多数寄せられた。以下、「他の部屋より高かった」が16%、「相場より高く感じた」が12%、「部屋に不具合があった」・「住環境に不満があった」が同率の11%となった。

家賃交渉後の値引き額は、「1,000~5,000円」が51%、「6,000~1万円」が32%、「1万6,000~2万円」が8%と続いた。なお、高額値引きが行われる理由の多くは、住環境の悪さなど生活に支障が出るケースが多いという。

家賃交渉を成功させるコツを問うと、「家賃交渉する前に情報収集」が34%でトップ。以下、「控えめな態度で交渉する」が23%、「大家さんと関係を築く」が12%となった。「マンション内の物件や、マンション周辺の物件の家賃相場を調べて、現在の家賃が値下げに値するかどうかを調べるといいようです」(同調査)。