パイオニアは9月30日、緊急時にコールセンターへ自動通報する機能を搭載したドライブレコーダー「ドライブレコーダー＋」を発表した。携帯電話回線の通信機能を内蔵しており、事故の際に位置情報と一緒にコールセンターへ自動通報し、オペレーターを介して状況に応じて警察や消防、JAFのロードサービスへ連絡をしてくれる。製品は、ドライブレコーダーの端末代金と通信サービスの利用料をセットにした月額のサブスクリプションサービスとして提供するので、初期導入時の費用を抑えられる。

1カメラタイプの「TMX-DM04-CS」と、2カメラタイプの「TMX-DM04-CS-FRC」を用意。月々の利用料金は、1カメラタイプが月額1,980円（税別）、2カメラタイプが月額2,480円（税別）。パイオニアのオンラインサイトで販売する。販売開始は11月中旬の予定。販売に先駆けて、クラウドファンディング「Makuake」で9月30日から先行販売を実施する。

  • 通信機能を搭載し、事故の際に位置情報と一緒にコールセンターへ自動通報してオペレーターにつないでくれる先進的なドライブレコーダー「ドライブレコーダー＋」

音声通話に対応したLTEの通信機能を搭載するドライブレコーダー。エアバッグが開くほどの大きな事故が発生するとコールセンターに自動通報し、位置情報や自車の情報を送信するとともに、オペレーターと通話できるようになる。現在の状況を伝えると、適宜警察や消防、JAFのロードサービスに連絡してくれる。ドライバーが呼びかけに応じない場合は、強制的に警察などに通報する場合もある。緊急通報がなされた場合は、あらかじめ登録しておいたメールアドレスやLINEに緊急事態の発生を連絡する機能も備える。

  • 警察や消防救急、JAFへの連絡は、オペレーターが担ってくれる

AIを利用した安全運転支援システム「Intelligent Pilot」も搭載する。事故が多い場所や天候、自身の運転傾向から判断し、注意喚起や警告を発する。ドライバーが意図せずにあおり運転をしないよう、カメラの映像をもとに警告を出す機能も搭載する。

本体のカメラは200万画素で、最大フルHD画質の記録が可能。背面液晶は2.4インチのタッチパネル式。本体サイズはW128×H50×D50mm、重さは約206g。

  • 小型カメラが付属する2カメラタイプも用意。室内撮影や後方撮影など好みの方法で使える

ドライブレコーダーは、端末代金と通信サービスの利用料をセットにした月額のサブスクリプションサービスとして提供し、初期導入時の費用を抑えられるようにした。1カメラタイプは月額1,980円（税別）、2カメラタイプは月額2,480円（税別）。初期登録手数料として、購入時には2,000円（税別）が必要。購入者がJAF会員の場合、Amazonギフト券を贈呈する。クラウドファンディング「Makuake」では、1年間の利用料を含んだ商品を21,800円～で販売する。