京王電鉄は30日、京王線のダイヤを10月30日始発から一部見直し、平日の通勤・通学時間帯に利用できる「京王ライナー」を増発すると発表した。

  • 京王線の有料座席指定列車「京王ライナー」

京王電鉄では、「鉄軌道事業における新型コロナウイルス感染症対策に関するガイドライン」に則り、外気を取り入れる空調の使用や窓開けによる車内換気、電車内の消毒、抗ウイルス・抗菌効果のあるコーティング剤の噴霧加工のほか、平日ラッシュ時間帯(朝間・夕夜間)の混雑状況に関する情報提供など、より安心して快適に電車を利用できる取組みを実施・推進している。

今回はその一環として、帰宅時に便利な平日夕夜間(京王八王子・橋本行)の「京王ライナー」を18~19時台に増発。また、平日朝間(新宿行)の「京王ライナー」は、6月1日から臨時に運行している3本のうち京王八王子発2本を継続して運行し、通常列車も運行間隔・列車種別・運行本数の一部見直しを実施する。

これにより、平日に増発される「京王ライナー」は、「京王ライナー5号」(新宿駅19時0分発、京王八王子行)と「京王ライナー35号」(新宿駅18時20分発、橋本行)、「京王ライナー37号」(新宿駅19時20分発、橋本行)の計3本。平日朝間に継続運行される「京王ライナー」は、「京王ライナー2号」(京王八王子駅5時47分発、新宿行)と「京王ライナー10号」(京王八王子駅8時56分発、新宿行)の2本となる。

また、平日深夜0時台の新宿発京王八王子行1本と、新宿発橋本行1本の「京王ライナー」 が運行中止となる。

通常列車の運行間隔・列車種別・運行本数も見直しに。平日の相模原線内の準特急を11時頃から14時頃まで京王多摩センター~橋本間で各駅停車として運行しているところを16時頃まで延長。さらに、平日・土休日ともに22時台に運行する各駅停車の途中駅通過待ちを減少させ、調布駅までの所要時間を短縮する。その他、利用状況に合わせて新宿発の一部列車の種別・行先を変更するとともに、運行間隔を12分から15分へ変更する。