◆本記事はプロモーションが含まれています。
【この記事のエキスパート】
食生活アドバイザー、日本酒ナビゲーター、自動車ディーラー歴20年:田口 忠臣(TORA)
地元北海道の食材を使った商品開発のコンサルタント。発売した商品はビール、ドレッシング、醤油、甘酒、魚加工品、炊き込みご飯の素、スイーツなど。北海道を食と観光で応援したいと思っています。
現在はグルメ、日本酒、ワイン、観光情報のサイトで記事を執筆。時間のある時には、農家さんの手伝いをして農業の勉強もしています。
趣味はアウトドアと飲み歩き。特に日本酒が好きで、日本酒ナビゲーターの資格を所持。また、自動車ディーラーに20年以上勤めていました。
日本酒は世界的なブームになっており、同じく注目されているのが日本酒用グラス。陶磁器・漆器・ガラスなど、素材やデザインのバリエーションが豊富です。日本酒好きの方へのプレゼントとしてもおすすめです。この記事では、日本酒グラスの選び方とおすすめ商品をご紹介。
熱燗・ぬる燗・冷やなど飲み方いろいろ!
日本酒グラスの魅力
日本酒グラスがほかのお酒用グラスと違うのは、日本酒のさまざまな飲み方(熱燗・ぬる燗・冷や酒など)に対応している点です。
また日本料理と合わせて飲むことが多く、見た目の雰囲気やデザインなども重要視されます。四季の移ろいにあわせたグラスもあり、使われている素材も多種多様です。
日本酒グラスは料理や日本酒の銘柄にあったものだけでなく、行事などにあわせて選ぶこともあります。素材によって口当たりも変わりますので、ぜひそれぞれの特徴を見て選んでみてください。
素材や形状をチェック!
日本酒グラスの選び方
まずは、日本酒グラスの選び方をご紹介します。ポイントは下記の5つ。
【1】素材で選ぶ
【2】形状で決める
【3】結婚祝いなど贈り物なら相手の好みに合わせて
【4】酒器の種類で選ぶ
【5】日本酒の温度についても知っておこう!
上記のポイントを押えることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】素材で選ぶ
日本酒を熱燗で飲むか、冷やで飲むかによってもグラスの選び方は変わってきます。そのときのポイントになるのが素材です。
陶磁器|オールマイティーに使える
日本酒のとっくり・おちょこのセットで一般的な素材が、陶磁器です。使い方はオールラウンドですが、とくに熱燗やぬる燗にぴったり。磁器のものは、熱燗でも熱さが穏やかになります。あたたかみのある素材で、お酒の味わいがやわらかくなります。
ガラス製|涼しげで冷酒にぴったり
ガラス製は、その涼しげな見た目から冷酒にぴったりの素材。キリっと冷えた大吟醸は、夏の暑い時期に飲むと格別です。また、日本酒は無色透明なイメージが強いですが、熟成が進んでいるものほど色が濃く変化します。ガラス製のグラスなら、色の違いを目で見て楽しめるのも魅力のひとつです。
錫製|まろやかな飲み口に
金属製では錫(すず)が多く使われます。日本酒の旨味を引き出し、まろやかな口あたりを楽しめます。また、熱伝導率にすぐれているので、熱いものは冷めにくく、冷たいものはぬるくなりにくいです。ただし、熱燗だと触れないので、冷酒やぬる燗で飲むのが一般的です。
【2】形状で決める
日本酒グラスは盃でも猪口(ちょこ)でも飲み口が外側に広がっています。その理由は、日本酒の芳醇な香りがより引き立つからです。下から上に向かって口径が広がっている形状のものだと、しっかりと香りを楽しむことができます。
ほかの形状で多いのが円筒形で、知られているのが利き酒に使われる「蛇の目の利猪口」。最近ではワイングラスで日本酒を楽しむ方も増えており、日本酒用にグラスを製造しているブランドもあります。
木製|ヒノキの香りに癒される
ヒノキや杉で作られた木製の枡(ます)は、あたたかみのある質感と香りの良さが特徴。木の香りが日本酒の味わいを引き立ててくれます。とくにヒノキで作られた木枡は、香りやクセの強い日本酒も飲みやすくなります。
また、樹脂製のウレタン塗装で作られた塗枡(ぬります)は、一見漆塗りのような高級感がありますが、木枡や漆塗りよりも手入れが簡単です。
【3】結婚祝いなど贈り物なら相手の好みに合わせて
日本酒好きの方へのプレゼントとして、日本酒グラスを探している方も多いでしょう。相手の好みや好きな飲み方が分かっている場合は、それに合うものを選びましょう。結婚祝いのプレゼントには、高級ブランドの商品や夫婦で使えるペアグラスがおすすめ。
また、ワイングラスやロックグラスのように、日本酒以外のお酒でも使えるものや料理の器として活用できるものだと喜ばれるでしょう。電子レンジや食洗機対応なら、より便利に使えます。
【4】酒器の種類で選ぶ
酒器としては盃・猪口・ぐい呑み・枡などが一般的。これらに日本酒を注ぐのが徳利・銚子・片口などです。
盃は結婚式のように改まった席で使われ、座がくだけてくると猪口などに代わります。猪口よりサイズが大きいのがぐい呑みで、気兼ねなく日本酒を楽しみたいときに使う酒器です。
徳利と銚子はほとんど同じで、あらたまった酒宴では銚子と呼ばれます。片口は注ぎ口がひとつですが、ふたつあるタイプは両口です。
【5】日本酒の温度についても知っておこう!
日本酒はさまざまな温度で楽しめます。この点がワインなどの洋酒とは異なる特徴です。そして温度によって呼び方が変わってきます。
50℃前後を「熱燗」と呼び、香りが引き立ちます。それより熱いものを「とびきり燗」、45℃ぐらいを「上燗、35℃を「人肌燗」、30℃は「日向燗」となります。
冷や酒の場合は15℃前後が「涼冷え」、10℃が「花冷え」、5℃は「雪冷え」と呼びます。このように微妙な温度のちがいによって、さまざまな味わいを楽しめるのが日本酒の奥深さといえます。
贈りものに悩んだら!
日本酒グラスの代表的なブランド
日本酒グラスにはたくさんの種類がありますが、そのなかでも人気のブランドがあります。それぞれ特徴がありますが、日本酒をより楽しめる代表的なブランドをご紹介します。プレゼント選びで迷われている方も、ぜひ参考にしてみてください。
アデリア(ADERIA)
アデリアは日本酒グラスと枡がセットになった人気シリーズで知られているブランドです。平安時代の「鳥獣戯画」という絵巻物をモチーフに使ったグラスなどもあり、和のテイストを楽しめるのが特徴。
また、青森県の伝統工芸「津軽びいどろ」を採用した日本酒グラスもあります。厚手のガラスなので冷酒をいれても手の熱で温まりにくく、愛用する方が多いです。
カガミクリスタル(Kagami)
カガミクリスタルは日本を代表するガラスメーカーで、江戸切子の日本酒グラスで知られています。
江戸切子は江戸時代から続く伝統的な製品で、カット技術が特徴です。オーソドックスなデザインは六角龍目紋で、グラスに繊細なカットが施されています。
日本酒だけでなくウイスキーのオンザロックグラスにも使用できます。
リーデル(RIEDEL)
カジュアルな日本酒グラスで人気が高いブランドです。ワイングラスをモチーフにしたグラスには、大吟醸や吟醸酒のためのモデルがあります。
また、気軽に日本酒を楽しめるカジュアルラインのモデルもあり、木箱に入ったセット品はギフトにぴったりです。そのほかにも純米酒専用に作られたグラスなど、日本酒の蔵元や専門家の意見を取り入れた製品を販売しています。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)