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【この記事のエキスパート】
編集者/プロダクトコンセプター:土居 輝彦
1982年より株式会社ワールドフォトプレス社の雑誌monoマガジン編集部へ。
1984年より同誌編集長。
2004年より同社編集局長。
2017年より同誌編集ディレクター。
その間、数々の雑誌を創刊。
FM cocoloへの情報提供、執筆・講演活動、大学講師、各自治体のアドバイザー、IDSデザインコンペティション審査委員長などを現在兼任中。
「ラングラー」はアメリカ生まれの3大ジーンズブランドのひとつ。この記事では、どんなタイプが自分に合うかそれぞれのモデルの特徴や選び方を紹介。プロダクトコンセプターの土居輝彦さんと編集部が選んだおすすめ商品もピックアップしています。
デニム界の王道ブランド!
ラングラージーンズの魅力
ラングラーは米国のワークウェアメーカーであったBLUE BELL(ブルーベル)社が、スローガンを変更する際に立ち上げたブランドで、1947年に誕生しました。タフで機能的なジーンズがウェスタンカウボーイから絶大な支持を受け、プロのロデオカウボーイ協会のスポンサーとして認定を受けます。日本でもジーンズブームの火つけ役として、トレンドを牽引するブランドになりました。
ラングラーの魅力はなんといってもそのデザイン性です。ハリウッドの衣装デザイナーであったロデオ・ベンを登用し、それまで作業着だったジーンズを早くからファッションとして取り入れました。またカウボーイのために作られていたジーンズなので機能性も抜群。こまかいディテールまでこだわったデザインは、現在でも老若男女問わずファンを魅了しています。
プロダクトコンセプターによる解説
ラングラージーンズの選び方
ラングラーのジーンズにはどんなモデルがあるのかそれぞれ特徴をみていきましょう。
名品ぞろい! 定番3大モデルから選ぶ
ラングラーの代表的なモデルは3つあります。「11MWZ」「13MWZ」「12MWZ」の3つです。どれも歴史のあるモデルで洗練されたデザイン。それぞれ「テーパード」「ストレート」「スリムストレート」と、シルエットに差があります。
生地にもこだわりがあり、12MWZで採用されているブロークンデニムの生地などいい例ではないでしょうか。この生地は縫い目の「ねじれ」が生じにくく、また表面に見える横糸(白い糸)の本数が少ないため青い色がより鮮やかになります。
ブロークンデニムを採用した当時は、従来のものよりもこぎれいに穿けるよう、ジーンズに折り目をつけるスタイルが流行っていたのですが、この生地は糊づけもしやすく、そうしたファンの要望にも応えるものでした。
つねに品質改良を忘れない向上心も、このブランドが愛される理由かもしれませんね。
ラングラーの代名詞ともいわれている「11MW」は世界ではじめて「ジーンズ 」という名称で1948年に売り出されたモデルです。そのジッパーフライバージョンが「11MWZ」。フロント部分をボタンからジッパーに替え、現代的にアレンジされています。
ほどよくゆとりのある絞りすぎないテーパードシルエットは、履くほどになじむのでどんなファッションでも合わせやすく長く履けますよ。
ゆとりある穿き心地が魅力のストレート「13MWZ」
「11MWZ」の後継作として1964年に誕生したのがこの「13MWZ」です。カウボーイたちに愛されているモデルで、適度にゆとりを持たせたストレートになっているのが特徴ですね。
ウエストバンドと平行してデザインされた「ロデオ・ベン・ウォッチポケット」は一般的なウォッチポケットよりも位置が高く、ベルトの下に隠れるため、小物が落ちにくくなっています。いろいろなスタイルに合わせやすい1本ですよ。
脚を美しく見せるスリムストレート「12MWZ」
ラングラーがはじめてスリムストレートのモデルを発売したのがこの「12MWZ」。「11MW」と「13MW」の間にあたるモデルです。スリムでほどよくフィットするのでレッグラインをきれいに見せてくれますよ。
通常使われているデニム補強のリベットが使われず、代わりにバータック(棒状の縫製)が使われているのも特徴です。
記念モデルや復刻モデルも見逃せない
ラングラーの歴史は長く、記念モデルや復刻モデルも次々に販売されています。
ラングラーの原点ともいえる1948年に販売されたボタンフライの「11MW」が復刻版で出ていたり、1955年に販売された「11MWZ」もこまかいディテールまで当時の特徴をしっかり再現されています。現在販売されているので、ぜひチェックしたいですね。
また最近では、ほかのブランドとコラボしたスペシャルオーダージーンズも続々と発売されているので見逃せませんよ。
素材の特徴から選ぶ
ラングラーのジーンズは、素材にも強いこだわりを持って作られています。上質なコットンやストレッチ素材などそれぞれの特徴をみていきましょう。
ジーンズならではのエイジングが楽しめる上質な「コットン100%」も
ラングラーのデニム製品のコットンは、おもにGMOフリーで、体や環境への影響がある遺伝子組み換えの原料を使用していないのが特徴です。ナチュラルな風合いのジーンズは、素材選びも徹底しているのが魅力的。
そのほか、米国有数のコットン生産地から、その地で採れるコットンのみを使用した各州を代表する限定コレクションも制作されているようですよ。経年変化が楽しめる上質なコットン100%のジーンズは長く愛用できますね。
穿き心地のよさで選ぶなら「ストレッチ素材」もチェック
ストレッチの利いた素材は伸縮性が高めで、圧迫感がなく穿き心地も快適です。シルエットもすっきりしたきれいなストレートタイプや、少し余裕のあるストレート、ブーツカットなどあります。
どの年代の方にも穿きやすく、流行もないので1本持っていると重宝しますよ。
夏も冬も快適に! 季節に合った温感素材を選ぶ
季節に合わせて素材を選べば、夏は涼しく、冬は暖かく過ごせますよ。
夏はCOOL&FLEXIBLEシリーズのジーンズなら肌触りなめらかで、涼しくサラサラした穿き心地が暑い夏でも快適な穿き心地です。
寒い冬なら、WARM TOUCHシリーズのジーンズが穿きやすいかもしれません。やさしい肌触りの微起毛裏地で温かさをキープ。伸縮するストレッチの素材も穿きやすく、すっきりしたラインはどの年代の方にも選びやすいですよ。
プロダクトコンセプターからのアドバイス
ブーツとの相性は抜群!
【エキスパートのコメント】
アメリカ中西部に行くと途端に、ジーンズはラングラー率が高くなります。昔からカウボーイ文化の象徴ともいえる「ロデオ」のスポンサーを続けているブランドなので、ラングラーといえばカウボーイブーツにラウド(派手)カラーのウエスタンシャツの組合せが正装。ブーツとの相性は抜群で、アメカジには欠かせない1本です。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)