NTTドコモは9月29日、代表取締役の異動を発表した。2020年12月1日付けで、現在同職を務める吉澤和弘氏が退任し、代表取締役副社長の井伊基之氏が新たに社長に就任する。

  • 代表取締役社長の吉澤和弘氏(左)と、12月1日付けで同職に就任する井伊基之氏(右)

代表取締役社長として4年半を務めた吉澤社長は、12月1日以降は取締役に就任。ドコモが発表した業務分担・委嘱業務によると12月1日以降は「特命担当」となっている。

また、新たに代表取締役副社長として廣井孝史氏が就任する。廣井氏は国際関連や財務、アライアンスなどを担当。現在、技術、デバイス関連などを担当する丸山誠治 代表取締役副社長は留任となる。

井伊氏は今後のNTTドコモについて、「イノベーションを通じて社会を良く変化させていく」ことを目標にするとコメント。会見で「(下記の)5つ取り組みを実現したい」と表明した。なお、ドコモは9月29日、NTT(日本電信電話)の完全子会社となることを発表している。

  • 新技術やアイデアを取り入れて新たな価値を次々と生み出します
  • あらゆる年代から支持されるサービスと価格を提供します
  • 通信もサービスも期待を上回るスピードと品質を提供します
  • 個人や法人のお客様から信頼される企業になります
  • 新しいライフスタイルを提案し豊かな未来を開拓します
  • 井伊氏が目指すNTTドコモ

  • NTTドコモの人事に関する会見。左が代表取締役社長の吉澤和弘氏、右が代表取締役副社長の井伊基之氏