JVCケンウッドは9月29日、スポーツ選手の上達をサポートする機能を盛り込んだビデオカメラ「GY-TC100」を発表した。スポーツチーム向けのコミュニケーションアプリ「teamnote」との連携機能を搭載し、スポーツ選手のコーチングや選手の自主トレーニングをサポートする。スコアや選手情報を入力すれば、テレビ局のスポーツ中継のような映像が撮影できる。10月下旬より発売する。価格はオープンで、予想実売価格は税別10万円前後。
新しく搭載した機能は、撮影した選手のプレー映像を離れた位置から手元のスマートフォンなどで確認できる「リモートレビュー機能」。気になった点があれば、すぐに選手にコーチングを行いフィードバックできる。
「遅延再生機能」では、撮影した映像を数秒後に再生。プレー直後に自身のフォームを確認するのに適している。再生タイミングは、スマートフォンでは5~40秒で調整可能。動画へのタグ挿入も可能で、見たいシーンを探すのに便利。スポーツチーム向けのコミュニケーションアプリ「teamnote」と、競技別スコア入力アプリ「teamnote SPORTS」シリーズにも対応。スコアや選手情報を入力すると、撮影中の映像にテレビのスポーツ中継のような情報を入れて撮影できる。
撮像素子は1/5.8型裏面照射CMOSセンサーで、画素数は251万画素。1080/60pで記録でき、記録メディアにはSDメモリーカードを使用。本体には64GBの内蔵メモリも備える。レンズの焦点距離は、35mm判換算で40.5mm~2,758mm(動画、ダイナミックズームオフ時)で、F値はF1.8~6.3。フィルター系は37mm。本体の保護性能は、IPX8/IPX6の防水 / IP5Xの防塵 / 1.5mの耐衝撃 / -10度の耐低温性能を備える「QUAD PROOF」に対応する。
バッテリ駆動での連続撮影時間は約4時間20分。内蔵バッテリを使ってスマートフォンなどの給電も可能。液晶ディスプレイは46万画素の3型で、本体サイズはW60×D128×H59.5mm、重量は約306g(バッテリ含む)。