俳優の野村周平が、きょう29日に放送されるカンテレ・フジテレビ系ドラマ『DIVER‐特殊潜入班‐』(毎週火曜21:00~)第2話の見どころを語った。

  • 野村周平=カンテレ提供

さまざまな犯罪組織に入り込む“潜入捜査”によって機密情報を得る特命の捜査官・黒沢兵悟(福士蒼汰)の活躍を描く同ドラマ。今回潜入するのは、大学のあるグルメサークル。兵庫県警の管内で5人の女子大生が相次いで自殺しており、その共通点が、このグルメサークルの所属だと判明する。黒沢は大学生になりすまして、サークルの実態を調べていく。

野村演じる佐根村将は、D班を組織した阿久津(りょう)の誘いにより、海上自衛隊を辞め、D班のメンバーに加わることに。伊達(安藤政信)は、ともすれば危険なことをしかねない黒沢の見張り役に佐根村をつけるも、それを知らない黒沢は尾行に気づき「お前は何者だ!」と佐根村に殴りかかる。

予告映像では、この福士×野村の乱闘シーン公開しており、野村は「福士くんは背が高いので、対峙(たいじ)したときに、腕を高く振りかぶらないなど、動きの制約が多くて大変でした」と振り返る。「実際にはもちろん顔にパンチを当てられないので、一歩手前にしなきゃいけない。にもかかわらず、その動きを大きく見せないといけない。さらにトイレという狭い空間での殴り合いなので、よりリアルに、ダイナミックに見せられるようにするにはどうしたらいいだろうと考えながら演じました」と、このシーンへのこだわりを語った。

また、自身の役どころについては「いろいろな背景があるので今は詳しく言えないんですよね。元海上自衛官で、ある真相を追い求めてD班に入った。そこまでしか言えない。あとは4話・5話までしっかり見ていただきたいです」ときっぱり。しかし、「その言えない部分におもしろさがある」と言い、「『いろんな形の正義があるんだ』ということを感じながら見ていただきたいですね」とメッセージを込めた。

第2話で、疑惑のグルメサークルの主宰者・小野原光生を演じるのは、鈴木仁。「外面と中身の差がすごい人物だなと思いました。だからこそ、いたって普通の人間でいようと心掛け、内側から見えてくる小野原の素性を大切にしようと思いました」とコメントし、対峙する黒沢役の福士に対しては「大学生としてその場になじんでいました。でも、隠しきれない福士さんのオーラは感じながら、目の前で演説させていただきました」と印象を語った。

さらに、大学キャンパスで黒沢に声をかけ、サークルに誘い込む女子大生・井川エリを山口真帆が演じる。山口は「エリは親しみのある女の子として演じました。でも…本当のエリを最後まで見ていただければと思います」と意味深にコメント。「福士さんには、演技についてもいろいろと教えていただき、優しく、面白く、ご自身の考えや目標がしっかりある、尊敬できる方だなと思いました。素敵な共演者の中で本当にいい経験ができました」と、撮影を振り返った。