ファミリーレストラン「ココス」がランチメニューを一新した。「選べる"茹で上げ"パスタランチ」「選べるプレートランチ」「スペシャルランチ」が、690円(税抜)で楽しめるという。さっそくココス 品川大井町店でその味を試してきた。

  • ココスの新ランチの1つ、"茹で上げ"パスタ

ランチメニューを一新したココス

ココスは2020年9月17日、ランチメニューを一新した。これまでも曜日ごとにお得なランチを展開していたが、この価格を見直してよりリーズナブルにし、さらに"選べる"楽しさを加えたのがリニューアルされたメニューとなる。

新ランチメニューは大きく分けて3種類。パスタをメインにした「選べる"茹で上げ"パスタランチ」、人気メニューをワンプレートにした「選べるプレートランチ」、ココスの定番メニューをお得に提供する「スペシャルランチ」だ。

  • 今回訪問したのは大井町駅近くにある「ココス 品川大井町店」

  • ランチで利用できるスープバー・ドリンクバー

ココスがパスタに見せる本気「選べる"茹で上げ"パスタランチ」

「選べる"茹で上げ"パスタランチ」は、パスタ一品にサラダ・スープバー・ドリンクバーがついたメニューだ。今回は「とろとろ茄子とベーコンのトマトソース」をチョイスした。

  • とろとろ茄子とベーコンのトマトソース

実はココスは、9月17日同日からパスタメニューをリニューアル。高品質のデュラムセモリナ粉を100%使用したイタリアから直輸入した麺を、新たに導入されたパスタ専用釜で茹で上げた「贅沢パスタシリーズ」をスタートさせている。「選べる"茹で上げ"パスタランチ」でも、この本場イタリア産パスタと専用釜が使われており、パスタの品質が大幅にグレードアップされているという。

テーブルに届いた「とろとろ茄子とベーコンのトマトソース」をさっそく実食。麺にはしっかりとした弾力があり、それでいて芯にクキッとした歯ごたえが残る茹で上がりはまさに"アルデンテ"。小麦のうまみがあふれる麺に、しっかりした酸味にほどよい甘みが乗ったトマトソースを絡めると、そこには南イタリアの風景が(笑) 一度油を通したとろとろの茄子はみずみずしく、甘さが引き立つ。ベーコンの塩分がまた格別で、トマトソースの味を引き締めている。これを690円(税抜)で提供するとは、恐れ入りましたココスさん……。

  • アルデンテに茹で上げられたパスタは690円(税抜)とは思えないおいしさ

「選べる"茹で上げ"パスタランチ」には、この「とろとろ茄子とベーコンのトマトソース」の他に「海老とほうれん草のクリーム」「ほうれん草とベーコンのバター醤油」「たらこバター」がラインアップされている。

  • 海老とほうれん草のクリーム(上)、ほうれん草とベーコンのバター醤油(左下)、たらこバター(右下)

人気メニューをワンプレートにした「選べるプレートランチ」

「選べるプレートランチ」は、ココスで人気のハンバーグやチキンステーキに、コロッケや白身魚フライ、さらにサラダをワンプレートにしたメニューで、ライスとスープバーがセットになっている。+100円(税抜)でドリンクバーも利用できるほか、無料でライスの大盛、+20円(税抜)で石釜パンも選べる。今回は「きのこハンバーグソース&コロッケ ランチ」をチョイスした。

  • きのこハンバーグ&コロッケ ランチ

表面を焼いてからオーブンで仕上げたと思われるホカホカのきのこハンバーグにナイフを入れると、肉汁がジュワっとあふれ食欲を掻き立てる。絶妙な比率の牛肉と豚肉の合い挽き肉はそのままでもおいしいが、香味野菜と牛肉で仕上げたデミグラスソースをからめて一口頬張ると、ハンバーグ自体のおいしさにソースが乗って、ついつい食べ続けてしまう。

  • 牛肉と豚肉をココス黄金比で合わせたひき肉が味の決め手

さっぱりとしたタルタルソースで頂くコロッケもまたグッド。じゃがいものしっかりした甘みがあり、ハンバーグと交互に食べてもしつこくならない。これはメインのおかずのほかに、もうちょっとだけ食べたいという方に人気が出そうだ。

「選べるプレートランチ」には、「きのこハンバーグ&コロッケ ランチ(デミグラスソース)」のほかに「チーズハンバーグ&コロッケ ランチ(トマトソース)」「チーズチキンステーキ&白身魚フライ ランチ(トマトソース)」「鬼おろしチキンステーキ&白身魚フライ ランチ(ポン酢)」がラインアップされている。

  • チーズハンバーグ&コロッケ ランチ(上)、チーズチキンステーキ&白身魚フライ ランチ(左下)、鬼おろしチキンステーキ&白身魚フライ ランチ(右下)

定番メニューをおトクに楽しめる「スペシャルランチ」

「スペシャルランチ」は、ココスの定番メニューをランチ限定790円(税抜)で楽しめるメニューで、ライスとスープバーがセットになっている。こちらも+100円(税抜)でドリンクバーも利用できるほか、無料でライスの大盛、+20円(税抜)で石釜パンも選べる。今回は「ビーフハンバーグステーキ ランチ」をチョイスした。

  • ビーフハンバーグステーキ ランチ

届いた瞬間に「ああ、これもうおいしいやつだ……」とつぶやいてしまうココスの大定番、ビーフハンバーグステーキ。粗挽き牛肉を100%使用し、噛むほどに牛肉本来のうまみと触感が味わえる一品だ。合い挽き肉とは異なる牛赤身の旨味や塩胡椒の相性の良さが伝わってくる。なお、ソースはガーリックステーキソース、デミグラスソース、ポン酢から選択可能だ。

  • ペレットで焼き加減を調整市ながらいただく牛肉100%のハンバーグ

「スペシャルランチ」は「ビーフハンバーグステーキ ランチ」のほか、「ジャポネギハンバーグ&グリルチキン ランチ」「カットサーロインステーキ ランチ」「鶏と茄子の黒酢あんかけ膳 ランチ」「海老アボカド&エッグミートのツインドリア ランチ」「タイグリーンカレー ランチ」がラインアップされている。

  • ジャポネギハンバーグ&グリルチキン ランチ(左上)、カットサーロインステーキ ランチ(右上)、鶏と茄子の黒酢あんかけ膳 ランチ(左下)、海老アボカド&エッグミートのツインドリア ランチ(中央下)、タイグリーンカレー ランチ(右下)

200円で「アペタイザー」や「デザート」を追加

ランチメニューだけで物足りない方や、甘味も欲しいという方は、ランチメニューに+200円(税抜)で提供される、限定価格の「ランチ アペタイザー」、ランチ限定デザート「ランチ パンナコッタ」も楽しんでほしい。

ランチ アペタイザーは「ランチ ほうれん草とベーコンのバターソテー」「ランチ 温野菜のシーザーサラダ」「ランチ 鶏の唐揚げ」の三品。今回は「ランチ 温野菜のシーザーサラダ」をチョイスした。

  • ランチ ほうれん草とベーコンのバターソテー(左)、ランチ 鶏の唐揚げ(右)

温かいシーザーサラダというのが想像できなかったのだが、これはなんとも新しい味わいでウマい。温野菜にすることで甘みが増幅された野菜に、鉄板で加熱されたシーザーソースをあわせると、生野菜にシーザーソースをかけたときとは全く異なる料理になる。良い意味でサラダのイメージを裏切ってくるので、気になる方は試してみてほしい。

  • ランチ 温野菜のシーザーサラダ

「ランチ パンナコッタ」は、ランチタイムのみ提供される限定デザートで、「フルーツ」「ぜんざい」「ミルクティー」の三品が用意されている。

  • ランチ パンナコッタ「フルーツ(左)」「ぜんざい(中央)」「ミルクティー(右)」

「フルーツ」はパンナコッタの上にマンゴーや冷凍イチゴ、生クリームをトッピングしたもので、甘さのバランスが絶妙。「ぜんざい」はまさにあのぜんざいの味で、あんこの甘みが甘党にはたまらない。「ミルクティー」は濃く淹れたロイヤルミルクティーのように口の中に茶葉の香りとミルク感が広がる。

  • 3人で一品ずつ頼んで食べ比べるのもオススメ

食べておいしい、お財布にやさしいココスのランチ改革

ファミリーレストランといえば、家族連れはもちろんのこと、ビジネスパーソンのお昼にも欠かせない存在。それだけに価格や味はもちろんのこと、さまざまなメニューを選べることが非常に重要だ。ココスの新しいランチメニューは、そんな「日常的に利用するレストランのランチ」という需要を見事に押さえていると感じた。

(※富山、石川、福井、岐阜、滋賀、奈良県と京都府内のココスでは、商品内容・価格が異なります)