お笑いコンビ・アンガールズがパーソナリティを務めたニッポン放送『アンガールズのオールナイトニッポン0(ZERO)』が、26日深夜(27:00~)に放送された(放送から1週間まで「radiko」タイムフリーにて聴取可能)。
コンビとしての『オールナイトニッポン』は2004年以来、実に16年ぶりとなった。さらに放送前には、前番組の『オードリーのオールナイトニッポン』(毎週土曜 25:00~)に乱入し、「どちらが先輩か」について、オードリーの若林正恭、春日俊彰とやり合う場面もあった。
番組スタッフを通じて2人に質問を送ったところ、生放送終了後、アンガールズの山根良顕と田中卓志が、熱量そのままに“フリートーク”を展開。さらに田中は、オードリー若林と“リトルトゥース”(『オードリーのオールナイトニッポン』リスナーの呼称)に対する“怒り”をぶつけた。
■「すべてが段取り通りに行かなかった」
――生放送を終えての感想をお聞かせください。
田中:とんでもないスタートだったからな、俺たちの場合は。前番組のケツから乱入して、その熱量でスタートして、すべてが段取り通りに行かなかった。自己紹介しないパーソナリティってなかなかいないんじゃない?
山根:ラジオ好きだから、今回の「お笑いラジオスターウィーク」のいろんな番組も聴いてたんだけど、もうちょっと落ち着いたトーンでやりたかった(笑)。『オールナイトニッポン』って、ナイナイさんとかでも、テレビとはちょっと違った落ち着いたトーンでやったりするじゃん。あれやりたいなと思ってたけど、最初からフルスロットルな感じでした。
田中:最初に自己紹介してない、リスナーのことを“リトルジャンガ”って呼ぶことも説明してない、コーナーも押し押しで(笑)。すべてが予定通りじゃなかったし、俺が1番恥ずかしかったのは、山根がページ番号を言ったこと。台本があるっていうのは俺は知られたくないのよ。
山根:あーそう!
田中:山根が「6ページの~」って言った瞬間、俺もう、血がスーって引いていくのが分かった。もうこんな屈辱初めてだって。
山根:屈辱ってどういうことよ(笑)。
田中:屈辱じゃない。ページ番号を言われるなんて。
山根:いや、だって「名前を言います」って言ってるのに、お前が急に名前を言わなくなったんだよ。1回だけやって、6ページに書いてあるのに言わないから。
田中:ここでもページ番号言ってるんだよ! 6ページって言うんじゃないよ。“6ページ”というのは、俺たちの一生の恥と覚えておく。“6ページ”って言葉を一生の恥だと思って、一生言うなよ。あそこからだぞ、急にリトルトゥースから“タナ”呼ばわりのメールが来たの。
山根:違う違う(笑)。最初からよ。
田中:いやいや! あそこで増長したのよ。俺たちは強気にいってたのに、そこではじめて隙を見せたんだよ。
■田中vsオードリー若林は「まだまだ続きます」
――前番組の『オードリーのオールナイトニッポン』にも乱入していました。オードリーさんとの“先輩・後輩論争”についてはいかがですか。
田中:これは1歩も譲らないよ。譲った瞬間、若林っていう人間は徹底的につぶしてくる、追い込んでくる人間だから。
山根:MCとかやってるからさ、向こうの方が説得力あるじゃん。「若林さんがこういう感じでいくんだったら、私もタナって感じでいけばいいんだな」っていうのが、芸能界全体に広がるよね。
田中:一気に言われるよね。なんかゆきぽよ(木村有希)とかにも“タナ”って言われはじめた。そんなの屈辱だよ。
山根:嫌なの?
田中:嫌だよ、「田中さんでしょ」って。でも(若林は)影響力あるから、そういうことになりかねないので、この戦いはまだまだ続きます。
山根:世間とスタッフさんに浸透しない戦いを(笑)。
田中:アイツはラジオで全部毒を出して、テレビの中ではさわやかにやってるから。ラジオのときの“汚いネズミ”のところを、俺がもっと知らせないといけない。この「どっちが先輩か論争」は、そこをきっかけにアイツの牙城を崩すから。
山根:でも若林くんって、ラジオとか聴いても、「テレビのときより毒づいたりするな」とは思ったりするけど、タナに対する勢いが1番強いね(笑)。他の人に対する熱量と違うと思った。
田中:前に(『オードリーのオールナイトニッポン』に)行ったときなんて、ボトルキャップに水入れて、水かけられたんだぞ。そんなラジオあるか!? こんな電気機器の多い場所で、アイツは水をかけてきたんだ! アイツっていう人間を、人生かけてつぶしていかなきゃいけないってあの瞬間思った。
山根:なんでそんな見くびられているかが、俺には分からないけどね。2人の関係性があるのかな。
田中:まあ、長いからね。『潜在異色』とかやってたころから、ケンカやってるのよ。その頃から誰も求めてないんだけど、もう10年以上のケンカだから。その辺の「誰かがなんか揉めてます」みたいな安いケンカじゃないの。俺らのは、ほんとに人生かけた戦いなのよ。芸能史上でも1番長いの、「ミッチー・サッチー騒動」より長いの。
山根:どうなったら解決なの?
田中:「同期だ」って言わせたらよ。
山根:同じラインになったらいいわけね。
田中:同期ぐらいいいじゃん(笑)! 「先輩だって言え」っていう条件を出してるわけじゃないのよ。
山根:上位に立ちたいわけじゃなくて、並びたいだけなんだってことね。
田中:そんなたいした条件出してないのに、アイツ譲らないんだぜ。