リクルートライフスタイルの調査研究機関である「ホットペッパービューティーアカデミー」はこのほど、「白髪・グレイヘアに関する意識調査2020」の結果を発表した。同調査は7月、20〜69歳の男女を対象に、インターネットで実施した。
自身の体の状況(白髪)について、現在あてはまるものを尋ねたところ、白髪である人の割合は男性は49.5%であったのに対し、女性は60.6%で女性の方が高かった。白髪を染めている割合も、男性14.6%、女性45.0%で女性の方が高い。
次に、白髪が気になりだした年齢と、白髪染め(ヘアカラー/おしゃれ染め含む)を始めた年齢について聞いた。白髪が気になりだした年齢は男性は38.0歳、女性は41.6歳となっている。白髪染めなど対策を始めた年齢は男性が41.2歳、女性が43.2歳だった。
2016年調査時から比べると、男性も女性も対策を始めた年齢が5年で少しずつ上昇してきている。一方、男女ともに年齢に関係なく今後も染め続ける意向のある人は、減少傾向にあることがわかった。
「白髪ケア」もしくは「白髪対策」の中で、現在実施しているものを聞くと、最も多いのは、男性では「自宅染め」、女性では「美容室・理容室での白髪染め」だった。5年間の推移を見ると、男女ともに美容室・理容室での白髪染めが増えている。
白髪染めをする場合に、1回あたりにかけてもよいと思う金額について尋ねると、「自宅での白髪染め」の平均金額は男女ともに1,000円強だった。サロン染めの平均金額は男性は2,120円、女性は3,840円と2倍近くの差がある。
グレイヘア(白髪を完全に染める・隠すなどせずに、白髪を生かしたおしゃれなヘアスタイルのこと)という言葉を知っているか尋ねたところ、男性の77.4%、女性の92.7%が「知っていた」と回答した。
「白髪・グレイヘア」に関して、自身の気持ちに近いものを選択したもらったところ、「グレイヘアもすてきだと思う」と回答した割合は、男性で約4割、女性では5割だった。否定派は2割未満と少数となっている。「いつかはグレイヘアにしてみたい」も男女ともに約4割を占めた。
白髪・グレイヘアがすてきだと思う有名人について尋ねたところ、男性有名人の1位は「吉川 晃司」さん、2位は「舘ひろし」さん、3位は「岩城滉一」さんだった。女性有名人の1位は「近藤サト」さん、2位は「草笛光子」さん、3位は「中尾ミエ」さんとなっている。