マイナビは9月24日、「2020年新入社員の意識調査」の結果を発表した。調査は7月31日~8月3日、2020年に新卒入社した22歳~23歳の男女(新入社員)800名(男女各400名)を対象にインターネットで行われた。

  • 今の会社で何年働くと思うか

    今の会社で何年働くと思うか

今の会社で何年働くと思うかを聞いたところ、「3年以内」(28.0%)と回答した人の割合が、昨年5月調査から5.9pt増加。また、「10年以内」(50.3%)という人は半数を超え、「定年まで」働く意向のある新入社員は、昨年調査から3.9pt減少し、17.9%と2割を切った。

「3年以内」の割合を、会社のコロナ対応に「満足」か「不満足」かで比較したところ、満足である社員は18.6%であったのに対し、不満がある社員は約2.7倍となる50.8%という結果に。企業のコロナ対応が、新入社員の勤続予定年数に大きな影響を及ぼすことがわかった。

  • 在宅勤務の日数はどれくらいか

    在宅勤務の日数はどれくらいか

入社後から緊急事態宣言解除までに週1以上在宅・テレワークを利用した新入社員の割合を調べたところ、緊急事態宣言解除前は56.5%と半数を超えたものの、今回(7月現在)調査では22.1%まで減少。

テレワーク利用者と非利用者を「対人関係に関する悩み」で比較すると、「会う機会が少なく、ほかの社員の人となりが分からないため、コミュニケーションがしにくい」と答えたテレワーク利用者が17.5%に対し、非利用者は5.8%。さらに「つきあい・交流が少ない」と感じたテレワーク利用者が20.1%である一方、非利用者は10.3%にとどまり、テレワーク利用者は人間関係の希薄さからくる不安や悩みを持つ割合が高いことがわかった。