リクルート住まいカンパニーは9月24日、「東京駅まで30分以内、中古マンション価格相場が安い駅ランキング 2020年版」の結果を発表した。調査は、5月~7月の期間中に「SUUMO」に掲載された中古マンション価格から中央値を算出、所要時間に関しては「駅探」サービスの通勤時間帯の検索結果から算出した。

  • 「東京駅まで30分以内、中古マンション価格相場が安い駅ランキング 2020年版」シングル向けTOP10

    「東京駅まで30分以内、中古マンション価格相場が安い駅ランキング 2020年版」シングル向けTOP10

「東京駅まで30分以内、中古マンション価格相場が安い駅ランキング 2020年版」シングル向け(専有面積20平米以上~50平米未満)の1位は、JR京浜東北・根岸線の「鶴見駅」だった。価格相場は、TOP10で唯一の1,000万円台となる1,530万円。東口には駅ビル「CIAL鶴見」が、西口にもスーパーや飲食店が立ち並ぶなど、仕事帰りにも気軽に買い物や食事がしやすい環境に。

また、東京駅まで約25分、横浜駅までも3駅(約10分)という好立地に加え、東口側広場の先には、京急本線の京急鶴見駅がある。ちなみに、6位の「川崎駅」(価格相場2,360万円)は鶴見駅からわずか1駅。1駅違うだけで830万円も低い点も魅力だ。

以下、2位「西川口駅」(JR京浜東北・根岸線/2,215万円)、3位「京急川崎駅」(京急本線/2,230万円)、4位「蕨駅」(JR京浜東北・根岸線/2,250万円)、5位「川口駅」(JR京浜東北・根岸線/2,305万円)、6位「川崎駅」(JR東海道本線/2,360万円)、7位「板橋本町駅」(都営三田線/2,390万円)、8位「下板橋駅」(東武東上線/2,399万円)、「板橋区役所前駅」(都営三田線/2,399万円)、10位「大森町駅」(京急本線/2,424.5万円)となり、上位には神奈川県や埼玉県の駅が多くランクインしたものの、7~10位には都内の駅が並んだ。

  • 「東京駅まで30分以内、中古マンション価格相場が安い駅ランキング 2020年版」カップル・ファミリー向けランキング

    「東京駅まで30分以内、中古マンション価格相場が安い駅ランキング 2020年版」カップル・ファミリー向けランキング

カップル・ファミリー向け(専有面積50平米以上~80平米未満)では、日暮里・舎人ライナーの「扇大橋駅」(2,439.5万円)が1位に。日暮里・舎人ライナーは、JR線も乗り入れる日暮里駅を起点にして見沼代親水公園駅までの全13駅を無結ぶ路線で、扇大橋駅は日暮里駅から5駅目。駅周辺はスーパーや飲食店、コンビニが点在するほか、ファミリーには嬉しい「業務スーパー」も。一方、大型商業施設はなく、静かな住宅街となっている。

以下、2位「松戸駅」(JR常磐線/2,490万円)、3位「足立小台駅」(日暮里・舎人ライナー/2,525万円)、4位「小菅駅」(東武伊勢崎線/2,550万円)、5位「東船橋駅」(JR総武線/2,680万円)、6位「四ツ木駅」(京成押上線/2,780万円)、7位「堀切菖蒲園駅」(京成本線/2,800万円)、8位「西船橋駅」(JR京葉線/2,835万円)、9位「梅島駅」(東武伊勢崎線/2,898.5万円)、10位「五反野駅」(東武伊勢崎線/2,960万円)と続き、東京都と千葉県の駅が入り乱れる結果となった。