言葉では表現しにくい感情を文字サイズのイラストで表現する「絵文字」。日本の携帯電話文化で生まれ発展してきたものですが、世界中の言語/文字で使用される文字集合「ユニコード」でも規定されており、いまや「Emoji」は世界共通語です。
Appleは絵文字を積極的にサポートしており、iOSのアップデートにあわせ新しいデザインの絵文字を追加してきました。9月に公開されたiOS 14でも、忍者やタピオカミルクティー、ブーメランなどこれまでにない絵文字を確認することができます。
しかし、絵文字は使いやすさも重要。数が増えるのは歓迎ですが、自分が使いたいデザインの絵文字が見つかりにくくなっては本末転倒ですよね。
iOS 14には、数が増え続ける絵文字を効率的に使う方法が用意されています。絵文字キーボードに追加された「絵文字検索機能」がそれで、自分の感情・フィーリングを表現するのにちょうどいい絵文字をサッと見つけることができます。
使いかたはかんたん、『設定』→「一般」→「キーボード」→「キーボード」の順に画面を開き、新しいキーボードとして「絵文字」を追加すればOK。アプリで文字入力するとき絵文字キーボードに切り替えれば、これまで見たことがない「絵文字を検索」フィールドがキーボードの上部に表示されているはずです。
検索には「うれしい」や「悲しい」といった一般的な言葉はもちろん、抽象的な言葉やオノマトペも使用できます。たとえば、親指を立てた絵文字は「サムズアップ」や「ばっちり」で検索できます。寝ているところの絵文字は、「眠い」でも「グーグー」でもヒットします。習うより慣れろ、まずは試してみては?