2016年10月期に放送されたTBS系ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』のスペシャルドラマが、2021年1月に新春スペシャルドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(仮)として放送されることが決定した。25日に放送された『ぴったんこカン・カン』で、『逃げ恥』のメインキャストである星野源、古田新太、藤井隆がMCの安住紳一郎TBSアナウンサーと恒例の「砂肝コンフィ会」を開催しているところに、主演の新垣結衣がサプライズ登場し発表した。
スペシャルドラマでは、契約結婚から生まれた恋を経て、みくりと平匡がついに本当の“結婚”を決めた連続ドラマのその後を描く。脚本は原作の10巻と11巻をもとに、連続ドラマから変わらず野木亜紀子氏が担当する。お馴染みのメインキャスト陣も再集結し、連続ドラマ放送時に視聴していた人も、初めて『逃げ恥』を見る人も楽しめる内容となっている。
プロデューサーの那須田淳氏は「あの後、みくりと平匡はどんな人生を踏み出していったのか? きっと、あんなことやこんなことが起こるんじゃないかと想像するだけで、私たちも、キャストの皆さんも、そして、視聴者の皆様も、ムズムズしてしまうのでは!? 2016年に放送いたしました連続ドラマから時を経て、結婚生活3年目に入ったみくりさんと平匡さんの2019年から2020年の一年以上を描きます。テーマは『がんばれ人類!』。大きく出たテーマの意味と、お正月にふさわしい、ご家族みんなで、楽しんで、考えて、泣いて、笑っていただけるようなスペシャルドラマになるよう全力で制作いたします。そして、『恋ダンス』は、もちろん・・・!?」とコメントしている。
『逃げるは恥だが役に立つ』は2016年10月期に火曜ドラマ枠で放送。原作は海野つなみの同名マンガ。「職ナシ」「彼氏ナシ」「居場所ナシ」の主人公・森山みくり(新垣結衣)が、恋愛経験のない独身サラリーマン・津崎平匡(星野源)と「仕事」として契約結婚。「夫=雇用主」、「妻=従業員」の雇用関係で恋愛感情を持たないはずが、同じ屋根の下で暮らすうち、妄想女子とウブ男は徐々にお互いを意識しだす・・・というラブコメディだ。
連続ドラマ放送時は回を重ねるごとに視聴率が右肩上がりで、最終回では平均視聴率20.8%を記録(※ビデオリサーチ調べ・関東地区)。また、エンディングでメインキャストが踊る「恋ダンス」は幅広い世代の視聴者がダンス動画をSNSに投稿するなど社会現象に。放送当時、期間限定でYouTubeに公開した「恋ダンス」映像は累計1億回再生を記録した。
今年5月、新型コロナウイルスの影響で外出を自粛している人たちにより楽しんでもらうため、未公開シーンや未公開カットを新たに加えた『逃げるは恥だが役に立つムズキュン!特別編』を放送。放送前からSNSに期待の声が続々寄せられ、放送中は「逃げ恥」「みくりさん」がTwitterのトレンドワードで世界1位にランクイン。再放送にも関わらず全話がトレンド入りするなど、当時の放送から4年経っても根強い人気を保ち続けていることを証明した。さらに特別編のエンドロールでは、恒例の「恋ダンス」に主演の新垣、星野ほかメインキャストが「リモート恋ダンス」を踊る映像がサプライズで流れるとさらに盛り上がりを見せた。
(C)TBS