俳優の中井貴一が主演を務める、テレビ東京の新ドラマ『共演NG』(2020年秋放送 毎週月曜22:00~)の出演者が25日、明らかになった。

  • 上段左から森永悠希、小島藤子、岡部たかし、迫田孝也。下段左から岩谷健司、瀧内公美、橋本じゅん

    上段左から森永悠希、小島藤子、岡部たかし、迫田孝也。下段左から岩谷健司、瀧内公美、橋本じゅん

同作は秋元康が企画・原作、大根仁が脚本・監督を務めるオリジナルドラマ。元恋人同士の実力派大物俳優・遠山英二(中井)と人気女優 ・ 大園瞳(鈴木京香)は25年前に破局して以来「共演NG」となっていたが、弱小テレビ局・テレビ東洋の社運を懸けた大型連続ドラマ『殺したいほど愛してる』の主演として25年ぶりに共演することになる。しかも、他の出演者たちも共演NGばかりだった。

今回明らかになったのは、“テレ東”局員を始めとする「殺したいほど愛してる」スタッフや周囲を取り巻く人たち。報道局から不本意な異動をした局員の新人助監督・佐々木信也役に森永悠希、毒舌だけど感激屋なアシスタントプロデューサー・楠木美和役に小島藤子、ドラマの演出を務める監督・池田匠役に岡部たかし、撮影現場で起こる様々な騒動に胃を痛めるテレビ東洋プロデューサー・是枝育夫役に迫田孝也、ドラマの総責任者ながら共演NGの面々に翻弄されるテレビ東洋ドラマ部長・戸沢寛治役に岩谷健司が決定した。

さらに市原の秘書的存在の宣伝プロデューサー・与謝野・マウリシオ・リリカ役として瀧内公美、忖度なしのゲスな質問をストレートにぶつけ真相に迫ろうとする「スポーツ関東」芸能デスク・中川役として橋本じゅんが出演。市原の指示で現場を混乱させる与謝野、忖度なしに「共演NG」の面々を追い詰める中川と、彼らの謎の行動が物語の鍵を握る。

森永悠希 コメント

『共演NG』の台本を読んだ時、タイトルにまずびっくりしまして(笑)。そして業界にいるとリアルに感じていることが沢山書いてあって…(笑)。テレビ東京らしい踏み込んだ内容で、面白く、自分自身も楽しみながら拝読させていただきました。
今回演じさせて頂くのは、助監督というポジションなので、小さい頃から僕が見てきた助監督さんたちの動きや、この作品の助監督さんの動きを参考にさせて頂いています。衣装も助監督っぽさが満載なので、現場でリアルに間違われています(笑)。もう、役者としてこの作品に参加しているのか、助監督として参加しているのか、本人もわからなくなりつつあります(笑)。
芸能界の裏側を覗く感覚で見られるドラマだと思いますので楽しんで見ていただきたいのと、一本作品作るのにも大変なんだなぁというのが少しでも伝わればいいなと思っております(笑)。宜しくお願い致します!

小島藤子 コメント

エンターテインメントな作品、新しい台本をいただく度に、次の展開を想像しながら撮影しています。
いつも現場で私のケアなどして下さるスタッフさんの仕事の一つで、AP役。ドラマ制作者側を演じるのは不思議で面白く、スタッフさんはこんな気持ちなのか?! とも感じながら演じています(笑)。
大根監督と作るテレ東チームは、いつも賑やかなので是非ドタバタ感を楽しんで、クスッと笑っていただきたいです!

岡部たかし コメント

気苦労が絶えない人は大変で精神的にも体力的にもきつい。それを回避しようとさらに気苦労を重ねる必死な姿は滑稽で笑えてもくる。同時に必死で真剣な姿はどこか哀しくもある。大人たちだから尚更。
台本を読み進めていくと、おもしろさと哀しみはセットで起こっているんだなーと思いました。
ドラマの中でドラマをつくるこの現場には実際のプロデューサーや実際の監督、スタッフ、俳優がいる。一方虚構のプロデューサーや虚構の監督、スタッフも山ほどいるので実際と虚構が入り乱れ、虚構のメイクさんにメイク直しを頼んだり、実際のカメラの前で気を抜いたり、虚構のプロデューサーにおべんちゃらなどを言ったりして現場は錯綜しています。
僕は虚構とはいえ監督なのでおもしろい虚構ドラマを実際につくりたいと意気込んでいます。 このドラマには現今を生きる人たちのリアルがあり、また、そこまで言うか、やるかという自虐的な言動行動も多々あり挑戦的です。過去のドラマ作品へのオマージュもちりばめられていてそういう意味でも楽しめますよん。

迫田孝也 コメント

普段からお世話になっている「ドラマ制作」の物語で、しかもプロデューサー役なんて仕切りのトップじゃないですか!?
顔合わせの日には主演の中井貴一さんに「迫田くんそのままでいいよ(微笑)」なんて言われたもんだから、俄然やる気がでてきましてね。意気揚々と撮影に臨んだのですが、、、まあよくこれだけ一筋縄ではいかないメンバーを揃えたなと。テレビ東洋ドラマ部長の戸沢さん(岩谷健司)と共に、毎シーンがてんやわんや! 一番の悪魔は大根監督かもしれませんけどね(笑)。
とにかく! ドラマ制作の現場に、とんでもない角度から切り込みまくる血湧き肉躍る作品となっております! ゴシップ好きな貴方も、そうでない貴女も、月曜夜10:00をお楽しみに!

岩谷健司 コメント

(『共演NG』のオファーを受けたとき)独創的で面白いドラマを作るテレビ東京で、しかも大好きな大根さんの作品という事で、とても嬉しかったです。脚本も面白く、しかも結構な大役だったので色んな意味で身震いしました。
今回演じる戸沢部長は、この後、倒れて入院してしまうのではないか、そんな心配をしてしまうほど大変な立場にたたされています。そんな男をまさに胃に穴があく思いで演じたいと思います。
色んな困難に立ち向かうも、無力な、愛すべきテレビ東洋チームをお楽しみ下さい。

瀧内公美 コメント

タイトルを見て、もう面白そうだなって思いました。監督が大根さんだとお伺いして、「ぜひやらせてください、お願いします」と頼み込んだ作品です。台本を読ませていただいて、(面白すぎて)読むのにこれだけ時間がかかった作品は未だかつてなかったです。
バズらせ屋 "与謝野マウリシオリリカ" という役名の時点で、癖が強そうだなと感じました(笑)。劇中でドラマの制作陣チームとご一緒させていただくシーンが多いのですが、あまり馴染まないようには気をつけてはいます。しかし毎度現場が楽しいので、あまり笑いに呑まれないように気をつけながらやらせてもらっています。
ドラマ内では、テレビ東洋、通称"テレ東"が社運をかけたドラマ制作に挑んでおりますが、実際の我々テレビ東京、通称"テレ東"も真剣勝負でこの作品に賭けています!とプロデューサーがおっしゃっておりました。
ドラマなのか、はたまた現実なのか、非常に踊らされてはおりますが、どの世代にも面白く観ていただけるエンターテインメント作品に仕上がっていると思いますので、ぜひお楽しみに!! 月曜22時は、『共演NG』!

橋本じゅん コメント

大根さんからのオファーはとても嬉しかったですが、台本を読んで呆然としました。
今回の役を演じるにあたっての意気込みは、“ニーズに応える! ”です! このお話自体、本当に隠せるものなら隠したい!
しかし、人は多面体であり、今のテレビドラマへの一つの求愛だと思っています。お楽しみに!!