日本時間の9月24日22時、NVIDIAのハイエンドGPU「GeForce RTX 3090」を搭載するグラフィックスカードの販売が解禁された。東京・秋葉原のPCパーツショップでが、解禁時間にあわせて恒例の深夜販売を実施していたが、既に当日の昼間には解禁を待つファンの姿が見られるなど人気で、限られた入荷数であったこともあわせて入手は非常に困難だったようだ。
GeForce RTX 3090は、NVIDIA新世代のGeForce RTX 30シリーズのなかでも、ダントツで高いスペックを誇る超高性能GPU。その分、価格も突き抜けており、当日に秋葉原で販売を確認できたグラフィックスカードの価格帯は大体22万円~25万円と、購入にはかなりの覚悟が必要だ。また、事前に購入権の抽選や整理券配布を行った店舗もあり、先週解禁され多くの人で賑わったGeForce RTX 3080の深夜販売に比べると今回は静かな立ち上がりに見えたが、結局は即完売状態になってしまっていた。
これでGeForce RTX 3090とGeForce RTX 3080が市場にお目見えしたわけだが、GeForce RTX 30シリーズにはもう1つ、「GeForce RTX 3070」のデビューが残されている。未だ実機での性能評価ができていないGPUだが、以前に評価したGeForce RTX 3080の実性能と、公開されているスペックから推測すると、GeForce RTX 30シリーズの中で最も多くにユーザーにとってバランスの良いGPUはGeForce RTX 3070ではないかと期待できる。GeForce RTX 3070の販売解禁は10月中とされており、もう間もなくだ。こちらにも注目して備えておきたい。