灘五郷酒造組合、神戸市、西宮市、阪神電気鉄道の4者で構成する「灘の酒蔵」活性化プロジェクト実行委員会は24日、プロジェクトの一環として、ラッピングトレイン「Go!Go! 灘五郷!」第2弾を10月13日から運行すると発表した。
第1弾のラッピングトレインは2017年10月から約2年間運行された。第2弾は阪神電気鉄道の車両1000系1編成(6両編成)を使用し、デザインを一新。ラッピングトレインの運行により、阪神沿線に「日本一の酒どころ・灘五郷」があることを沿線内外に広く知ってもらい、灘の酒蔵巡りへの興味を喚起していく。
第2弾となるラッピングデザインのテーマは「四季折々の日本酒の楽しみ方」。春は「花見酒」、夏は「涼み酒」、秋は「ひやおろし」、冬は「しぼりたて」と、季節に応じた日本酒の楽しみ方をかわいらしい猫のイラストで表現した。6月には「伊丹諸白」と「灘の生一本」下り酒が生んだ銘醸地の伊丹と灘五郷が日本遺産に認定されており、2018年に指定を受けた「GI 灘五郷」とともに、車両にロゴマークをデザインする。
車内には、「菰樽(こもだる)つり革」を設置し、座席側面にステッカーを貼るなど、外装と同様のイラストでデザイン。乗車中も楽しめる「灘五郷一色」の列車として運行される。
ラッピングトレイン「Go!Go! 灘五郷!」第2弾は10月13日から約2年間の運行を予定している。阪神本線と神戸高速線、阪神なんば線で運行されるほか、山陽電気鉄道や近鉄奈良線といった相互直通運転を行う路線での運行も予定している。