帝国データバンクは9月24日、上場アパレルの8月度売上の分析結果を発表した。アパレルを中心とした衣服類販売を手がける上場企業(または上場グループ中核企業)のうち、ホームページなどで月次売上高をリリースしている24社について、2020年8月分の全店実績を集計し分析したもの。
集計対象24社のうち、2020年8月の月次売上高が全店ベースで前年同月(2019年8月)を下回ったのは19社(構成比79.2%)、上回ったのは5社(同20.8%)。酷暑による客足の低下や、新たな生活様式下における外出機会の減少などマイナス要因があるなか、約8割の企業において前年同月を下回った。
一方、前年同月を上回ったのはファーストリテイリング、ワークマン、西松屋チェーン、コックス、TOKYO BASE。
8月に前年同月を下回った企業19社のうち14社が7月分における前年同月比よりも悪化する数値となった。また、前年同月比の減少幅が10%以上だった企業の社数が、6月は7社、7月が16社となるなか、8月は18社となった。