「Galaxy S20 FE」発表、需要高い機能網羅、フラッグシップを求めやすい価格で

Samsung Electronicsは9月23日、Galaxy S20シリーズの新製品「Galaxy S20 Fan Edition (FE)」を発表した。

ファン・エディションと名付けているように、ユーザーがスマートフォンに求める機能やパーソナライズ性にフォーカス。5G対応、120Hzディスプレイ、7nm製造のオクタコア・プロセッサ、広角/超広角/望遠の3カメラといったハイエンド仕様を備える一方で、64メガピクセル・カメラのような価格を引き上げるいくつかの機能やスペックを抑え、699.99USドルからという価格を実現した。フラッグシップモデルの1つでありながら、手が届きやすい価格で提供されるコストパフォーマンスに優れたモデルになっている。Galaxy S20シリーズを最初に、同社は今後もフラッグシップ製品のFE (ファン・エディション)モデルを用意するとのこと。

Galaxy S20 Fan Edition (FE)

Galaxy S20との主な違いは、ディスプレイが6.5インチのSuper AMOLED (S20はDynamic AMOLED)、解像度1080×2400 (407ppi)のフラットスクリーンだ。S20 (6.2インチ)とS20+ (6.7インチ)の間のサイズであり、「大きさと扱いやすさのバランスに優れたサイズ」としている。そしてメモリーが8GB LPDDR5 (128GB/256GB)、6GB LPDDR5 (128GB)に抑えられ、背面カメラの望遠カメラが8メガピクセル F2.4となっている (S20は64メガピクセル F2.0)。

一方でGalaxy S20 FEで向上した機能もある。前面カメラが32メガピクセル F2.2 (S20は10メガピクセル F2.2)。バッテリーがGalaxy S20＋と同じ4500mAh (S20は4000mAh)。本体がIP68の防水・防塵に対応。クラウドネイビー、クラウドラベンダー、クラウドミント、クラウドオレンジ、クラウドレッド、クラウドホワイトの6色展開となっている。

様々なライフスタイルに、落ち着いたネイビーやポップなミント/ラベンダー、鮮やかなレッドなど6色を用意

主な仕様は以下の通り：

ディスプレイ：6.5インチ、フラットFHD+ Super AMOLED (1080×2400、409ppi)
プロセッサ：7nm オクタコア、最大2.8GHz+2.4GHz+1.8GHz / 最大2.7GHz+2.5GHz+2GHz
メモリー：8GB LPDDR5 (128GB/256GB)、6GB LPDDR5 (128GB)
リアカメラ：超広角12メガピクセル F2.2 (123˚)、広角12メガピクセル F1.8 (79˚)、望遠8メガピクセル F2.4 (32˚、光学3倍ズーム)
フロントカメラ：32メガピクセル F2.2 (80˚)
ネットワーク：5G (NSA、Sub6 / mmWave)、LTE (エンハンス4×4 MIMO、5CA、LTE D/L Cat.19)
ワイヤレス：Wi-Fi (802.11 a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 5.0、NFC
バッテリー：4500mAh
その他：microSDスロット
OS：Android 10
サイズ：74.5 x 159.8 x 8.4ミリ、190グラム