お笑いコンビ・EXITの兼近大樹、ぺこぱの松陰寺太勇、お笑いトリオ・ハナコの岡部大が、きょう24日に放送される日本テレビ系バラエティ番組『THE突破ファイル』(毎週木曜19:00~)の再現ドラマ「突破交番」に出演。巡査役の3人が、撮影の裏側などを語った。
――今回の「突破交番vs狂気の立てこもり犯」の撮影はいかがでしたか?
岡部:暑い中での撮影だったんですが、突破交番のメンバーは仲がいいので、みんなでワイワイ、ずっと楽しかったです。休憩時間に、ハウススタジオの中でみんなでゴロ寝しながら涼んでいるときは、学生時代に友達の家に遊びに行ったときのことを思い出しました。
松陰寺:本当に楽しかったね。生まれて初めてフォークリフトにも乗れたし。
――今回は、カラオケを練習するシーンで、みなさんの歌声も披露されるそうですね。
岡部:カラオケのシーンは、1日のスケジュールの最後に撮影したので、みんな朝からずっと、休憩のたびに鼻歌を歌って練習していたんですよ。
松陰寺:でも最後だっただけに、撮影が始まる頃には、演者もスタッフもかなり疲れてて。別に笑わせるシーンでもないのに、全員爆笑しながら撮影しました(笑)
兼近:僕は最初、シンプルにカッコつけて歌ってたんですけど、近くにある電話の受話器を手に取って、電話の相手に向かって歌うっていうふうに、勝手に設定を変えちゃいました(笑)
岡部:あと、このシーンは、(木下)彩音ちゃんにも注目ですね。リハで照れすぎて、監督に『恥ずかしがらず、かわいく!』って何度も注文を受けたにもかかわらず、本番でもしっかり照れながら歌っています(笑)
――その他、注目ポイントはありますか?
松陰寺:拳銃を構えるシーンがあるんですけど、テレビであんなにカッコつけたのは初めてでした。かねち(兼近)がいつもカッコつけてるので、俺も負けてられないなと(笑)
――「突破交番」シリーズでは、3人はそれぞれどのような役作りを心掛けているのでしょうか。
兼近:僕は最初、ピンクの髪のチャラい巡査だったんです。でも途中から黒髪になって、チャラでも何でもなくなってきちゃって…。
松陰寺:かねちは、『突破交番』のときは黒髪のヅラ(カツラ)を着けて撮影してるんですよ。ちなみに、ヅラを着ける前、頭にネットをかぶってるかねちは、めちゃくちゃカッコ悪いです(笑)
兼近:もはや今は、“チャラい巡査”じゃなく、“変な巡査”という設定で頑張ってます。
松陰寺:(笑)。僕の場合は“カッコつけてるのに、どこか抜けている”という男の哀愁を背中から出すようにしてますね。あと、気をつけてるのは“ファ・フィ・フ・フェ・フォ”の発音。自分の中で、何を言ってるのか分かるか、分からないかのギリギリのところでせめぎ合いをしてます(笑)
岡部:僕が心掛けているのは、兼近と松陰寺さんがボケまくるので、自分はしっかりしなきゃ、と(笑)。『突破交番』はお子さんもたくさん見てくれているので、熱くて一生懸命で、カッコいい警察官になれるよう、日々頑張っています!
――「突破交番」に出演するようになって、周囲の反響は?
岡部:ロケ中に 『突破ファイル見てます!』、『突破のお巡りさん!』と、たくさん声をかけていただけるようになりました! 今回のロケでは、パトロール中の本物のお巡りさんが声をかけてきてくださって。『頑張ってください!』と敬礼までしていただいて、うれしかったですね。ただ、中には僕を本当のお巡りさんだと思っている方もいるみたいで(笑)。道を聞かれたり、『何か事件ですか?』と声をかけられたり…。
松陰寺:でも確かに、『突破交番』に出てから、お子さんに声をかけてもらうことが多くなりましたね。親子でファンレターを書いてきてくださったりして。
――それぞれのお互いの印象をお聞かせください。まず、松陰寺さん、岡部さんから見て、兼近さんはどんな人ですか?
松陰寺:かねちはスターです!
岡部:(笑)。兼近はアクションスターなんですよ。アクションシーンでは毎回、彼のとんでもない身のこなしに驚かされてます。
松陰寺:「あと、かねちのパリピのボケに俺がかぶせたり、逆にかねちがかぶせてきたり、というやりとりもすごく楽しいです。毎回ほぼアドリブなので、『今、お笑いやってるな』っていう実感があるんですよね。
――松陰寺さんの印象は?
兼近:いんじパイセンは、時を操る神です。まるでクロノス!
松陰寺:(笑)。そういえば、かねちが“いんじパイセン”って呼ぶせいで、最近は他の演者さんからも“いんじさん”と呼ばれるようになってきたんですよね。
兼近:「いんじパイセンは、EXITが出ているテレビ番組からSNSまで、ほぼ全部観てくれていて、感想を言ってきてくれる。EXITの一番のファンなんです(笑)
岡部:あとは松陰寺さんといえば、何といってもあの独特の動きですよね。素晴らしいなと。ただ、帽子を飛ばすことが多いので、シーンが変わるたびに帽子の確認作業が入るのがちょっと…。『あれ? ここのシーン、もう帽子飛んでいったんだっけ、まだかぶってたっけ?』みたいな(笑)
――では、岡部さんは?
松陰寺:岡部はやっぱり、演技力がありますね。
兼近:演技がしっかりしすぎてるから、一般の方からガチで本物のお巡りさんだと思われるんですよ(笑)
松陰寺:セリフを噛むことも結構ありますけどね。でも、OKテイクが出たときの岡部はカッコいいです。だんだん役者の背中になってきたなって思います(笑)
兼近:でも休憩時間、僕はべーおかさんとは食べ物の話か恋バナしかしてないんです。ほぼ女子会ですよ(笑)
松陰寺:岡部は常に弁当のことしか考えてないから(笑)。昼休みに弁当を食べるときも、全種類、誰かがふたを開けるのを待って、中身を確認してから自分の弁当を選びますからね。